【福岡輝栄会病院】飛躍的に向上した前立腺肥大の治療技術。生活の質のために早期受診を

福岡市東区千早にある【福岡輝栄会病院】、野瀬 清孝 医師に前立腺肥大についてインタビュー

福岡輝栄会病院

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言い出しにくいおしっこの悩み。家に引きこもりがちになることも

 年を重ねるごとに「おしっこのコントロール」がうまくいかなくなってきたと感じたり、うっかりズボンを濡らしてしまい困ったことがあるという男性は多いかもしれません。男性の尿失禁で多いものは2つあり、女性の尿もれと同じ「切迫性尿失禁」と、尿を出したいのに出せない、なのに膀胱に尿がたまりすぎて少しずつ漏れ出す状態の「溢流性尿失禁」があり、これらは前立腺肥大が原因と言われています。
 男性のみに存在する前立腺は、尿道と膀胱が繋がるところにあり、精液をつくる役割の一部を担っています。「前立腺肥大」とは、くるみ大ほどの前立腺が大きくなってしまう良性の疾患です。
 
前立腺肥大の予防は「なし」!生活習慣に気をつけた毎日を

 前立腺がなぜ肥大化するのか理由は不明ですが、加齢によって患者が増加する傾向にあり、ほかにも喫煙や肝硬変、高血圧、肥満、男性ホルモンなどの因子が考えられます。
 前立腺肥大の症状は、夜間頻尿をはじめ、残尿感やお腹に力を入れないと排尿できない、自分の意識と関係なく勝手に尿が溢れ出すなど、生活の質を著しく低下させるものばかりです。この状態を放置することは膀胱や腎臓に負担をかけるだけでなくメンタル面でもマイナスが多く、命に別状はありませんが放っておけない病です。

飛躍的に向上した治療技術。生活の質のために早期受診を

 治療は尿道を広げたり血流を良くしたり、少しずつ時間をかけて前立腺を小さくする薬を使うなど症状に合った方法を選択し、それでも改善が見られない場合は「経尿道的前立腺切除術」という手術を行います。予防も「膀胱訓練」と「太らないこと」くらいなので、適度な運動と生活習慣を気にした生活が大切です。なお、前立腺肥大と前立腺がんはまったく別物と考えるべき病ですが、多くの方がそれらを直結させて気に病まれることが多いです。それほど泌尿器の悩みはメンタルに影響があると言えるでしょう。
 おしっこの悩みは相談しにくく、これまであまり集計も取れなかった分野ですが、この数十年で飛躍的に良い手術や薬が生まれています。毎日をもっと楽しく、生活の質を向上させるために、一人で悩まず気軽に医師に相談してください。

■POINT■ 加齢とともに起こる現象。深刻に考えすぎないこと

おしっこの悩みはデリケートです。だからこそ言い出しにくく、症状を放置しがちな男性は大変多いです。生活習慣病など心当たりがあればまず体重管理や食事制限、禁煙などできることから始めてみませんか。

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野瀬 清孝 医師〔日本泌尿器科学会専門医〕
愛媛県出身。宮崎医科大学卒業、同大学院修了。宮崎大学講師などを経て泌尿器科の世界を究め続ける。日本泌尿器科学会専門医・指導医・日本排尿機能学会認定医・医学博士。「恥ずかしくて相談しにくい疾患が多い泌尿器科は診察の環境、雰囲気が大事」と考える。

福岡輝栄会病院
電話:092-681-3115
住所:福岡県福岡市東区千早5-11-5
 ※2018年6月18日より下記に移転
  福岡県福岡市東区千早4-14-40
休診日:日曜・祝日
診療時間:月〜土 9:00~13:00、14:00~18:00 ※科によって受付時間が異なる場合もあり

※情報は2018.3.8時点のものです

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住所福岡県福岡市東区千早5-11-5
URLhttp://www.kieikai.ne.jp/

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