【モザンビーク便り】衛生的に生きる、水のある暮らし

事務局近所の女の子チームがムァーリ(イニシエーション)ごっこをしている本日。
ラッキー!水道から水が出ています。

顔を白く塗ってイニシエーションごっこ。

顔を白く塗ってイニシエーションごっこ。

去年に比べて、水道から水が出る頻度が高まっている最近。
以前は、2、3週間に1回、水道から水が出ていたのが、
このところ週1で出ている!
その前は、3ヶ月間水が出なかった思い出したくもない恐怖の時期がありました。
水が無くなると、食べ物を洗う⇒服を洗う⇒お尻を洗う、と、
水の使い回しをするので、衛生的に問題が大。 

水道から、水が出る!
水がある日は、安心感が違います。とはいっても、今日は、
茶色の水が出ていましたが。(笑)

我が家の水道。本日の恵みの茶色い水。

我が家の水道。本日の恵みの茶色い水。

細菌も虫も、うじゃうじゃ。不衛生になりがちなスラム暮らしで
気をつけないといけないのは、水の確保と取り扱い、そして掃除です。
私は毎朝起きると、まずシーツとクッションをすべて干し、ダニ殺し。
トタン屋根の隙間から砂埃が落ちてくる上、虫だけでなく、ネズミもいるので、
セメント作りの床を掃いて、拭き掃除もします。ついでに、脆いセメントに
穴が開くと、ちゃっちゃとセメントを捏ねて修繕します。 

水が出る日は、シーツをすべて洗濯。毎日汗だくなので、この日は、
思う存分、水浴びもします。この水が使える幸福感は、日本ではなかなか
味わえないと思います。ちなみに、シャワーなどという文明的なものはないので、
バケツに水を汲んで、頭から水をかぶる!水浴びです。 

スラム地区にはお金が無くて、水道を引けない家庭も多々あるので、
水が出ると、近所の人も水汲みにやってきます。10Lのバケツ一杯、
5円、10円で販売している人もいますが、事務局と寺子屋は無料。 

2013年に造った寺子屋の地下型水タンク(約12㎥)は、亀裂が入って
水漏れしていたため、全面修理をしたところです。

亀裂が入った部分をさらに削って、セメントを塗ります。

亀裂が入った部分をさらに削って、セメントを塗ります。

補強するため全面セメント塗装。

補強するため全面セメント塗装。

外側もきれいに塗装していきます。

外側もきれいに塗装していきます。

タンクの蓋もボロボロだったので、頑丈なタイプのトタンを使って新しく作り替えました。

タンクの蓋もボロボロだったので、頑丈なタイプのトタンを使って新しく作り替えました。

寺子屋の水タンクは雨水も利用できるようにしています。

寺子屋の水タンクは雨水も利用できるようにしています。

寺子屋は毎日30人から多い時で50人の子供が来所しており、
石鹸を使った手洗いや、歯磨き、お皿の洗い方等の公衆衛生活動も
行っている上、水汲みに来る人もいるので、貯水はみんなのためにも
超重要! 

新しく浄水器も設置して、子供たちもキレイな水を飲めるようになりました!

浄水器の水を使う寺子屋キッズ。

浄水器の水を使う寺子屋キッズ。

事務局の方はこれまでセメントタンクが2基しかなったので、新たに500Lのプラスチックタンクを追加しました。

多くの家にあるセメントタンク

多くの家にあるセメントタンク

事務局に新たに設置したプラスチックタンク

事務局に新たに設置したプラスチックタンク

安全な水へのアクセス率が高まるように、ちょっとずつ水環境を改善中。
今年は日本から簡易浄水システムを持ち込む計画です!

※情報は2018.4.1時点のものです

榎本恵

アフリカ南東部のモザンビークで、教育支援や人材支援、環境保全、公衆衛生設備などに取り組む。日本とモザンビークの相互理解のためのイベントなども開催。モザンビークのいのちをつなぐ会代表。http://www.tsunagukai.com/

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