観劇して感激!博多座でミュージカル「ブロードウェイと銃弾」を見た

こんにちは!初めまして、嘉村佳奈と申します。
私は天神にある某大型書店に勤めるアラサーです。
今でこそ文化的なことを仕事にしていますが、学生時代に趣味は?と聞かれると満面の笑みで「飲酒です」と答えて相手を困惑させるような奴でした。
そんな私でしたが大人になって本や映画に興味を持つようになり、3年前に満を持して書店に転職しました。

3年っていうと、鶏で例えると(急だな)ひよこと鶏の間の1番気持ち悪い見た目の時期だと思ってます。ひよこほど赤ちゃんじゃないけど鶏ほど立派でもない中途半端な私ですが、だからこその視点で時々を書いていきます!
単純な感想も、ちょっと勉強になることも(私自身が勉強しながら書きます)書くのでこれから色んなことに興味を持ち出している方にとっても、博士並に物知りな方もクスッとなっていただけたら嬉しいです。ヘ〜ってなってもらえたらもっと嬉しいです。

ではここからが本題です。
見てきましたよ、ミュージカルブロードウェイと銃弾!

この作品、もともとは1994年に公開されアカデミー賞もノミネートされた映画なんですね。そして私はこの映画の大大大ファンなんです。
大大大ファンって言っても初めて見たのは去年の7月(最近だな)でした。
映画好きの店長に勧められて借りたのがきっかけでしたが、もうその月のうちに10回は見て(しつこい)、人に勧めまくって、人生で一番好きな映画じゃなかろうかという勢いでした。

その映画がなんとミュージカルですよ!行かない訳にはいきませんよ。
ウディ・アレン監督自らミュージカル化し2014年にブロードウェイで上演され、この度晴れて福岡にも来てくれました!やったー!

今回は12時からの回だったのでランチは博多座のお弁当。

そして本番!会場に入って目に飛び込むのがニューヨークの代名詞とも言えるタイムズスクエアのネオン!1920年代、禁酒法時代のニューヨークを舞台に繰り広げられる、芸術と才能と金と男と女とそれぞれの人生。

ここからあらすじです。

劇作家のデイビット(浦井健治)は念願かなって自分の戯曲をブロードウェイで上演できることになるが、美味しい話には必ず裏がある(人生ってそう)。
スポンサーのニック(ブラザートム)はマフィアの親玉だしその愛人を舞台に出すことが条件だった!おつむの弱い愛人のオリーブ(平野綾)の護衛に来たのは殺し屋のチーチ(城田優)。ハチャメチャの稽古は続くが、プライドの高い昔の人気女優ヘレン(前田美波里)やオリーブのワガママで脚本を変えろとまで言い出す始末!さあどうする、デイビット!彼を救った?のは意外にもチーチで、、、。

見て欲しいのでこのくらいのざっとしたあらすじにしておきます。

ここからが私のブロードウエイと銃弾への愛の告白です。
とにかく全て大好きなんですが3つに絞っていきます。(しつこい女は嫌われるでしょう?)

1. 1920年代のニューヨークキャバレーの世界観

ギラギラのキャバレーにあのぷりぷりした踊り子たち。今の時代よりエロに寛容というかオープンというか。お尻フリフリして踊ってチップ貰って、大女優を夢見て。三谷幸喜監督のマジックアワーに出てくるキャバレーも好きなのですが、あのマフィアと愛人、キャバレー!!ギラギラキラキラの世界に悶えます。生まれ変わったら一回やってみたい(いろいろ足りないけど、胸とか)。

2. アホな愛人オリーブと過去に生きる大女優ヘレン

この2人がいないとこの物語は成り立たぬ!
まずはオリーブ。とにかく全てがアホ丸だし。声、仕草、姿勢、発言、全部!でもそこがなんだか憎めないというか逆に筋が通っていて爽快。オリーブいないと話進まないし。アホでも、才能なくてもやりたいことやれるのは、一種の才能です。一方のヘレン。過去には絶大な人気があった大女優だけど今は落ち目。(サンセット大通りの大女優へのオマージュなんだって)でも本家の大女優は見ていてえぐられるような気持ちになるのに、こっちはなんか笑えるというか憎めない。女子チーム、改めて見所満載の濃ゆいメンツ揃ってます。

3. デビットとチーチ、芸術と才能(と、それに気づけるか)

これもちょっとネタバレしそうで書きながらハラハラですが。でもこの件については言及しておきたいので書いちゃいます!デビットは己の才能を信じて疑わない劇作家なんだけど、ヒットに恵まれたことはない(つまり、そういうこと)。仲間と偉大な芸術家は死んでから評価されるなんて宣ってやりたいことに明け暮れる。方やチーチは筋金入りのマフィアでボスの右腕。でもきっとマフィアなのはチーチの意思だけじゃなくて家庭環境なんかも関係していると思う。ひょんなことから劇作家としての才能を発揮してしまうけど、本人は気づかない。この物語は基本喜劇なんだけど、この二人のコントラストだけは皮肉で、ちょっと悲しい。でも、私はそこが好き。人生ってこうものなんでしょうねって思うから。私はチーチが好きで、チーチに会いたくて何度も何度もこの物語を見てしまします。

きっとこブロードウェイと銃弾の登場人物には誰しもの自分の中の一部がちりばめられているのだと思う。オリーブのもヘレンな部分もデイビットな部分もチーチな部分もその他もあって、どの部分がとか濃度とかはそれぞれだけど、登場するみんなが憎めないし応援したくなるのは自分の一部だから。ウディのおかげで飽きずに最後まきゃっきゃと見れるので、楽しみながら自分と人生について考えてみれます。

ああ、この世にブロードウエイと銃弾があってよかった!まだ私の家にあってよかった!(店長にDVD借りたの7月、はよ返せ!)

ということで、皆様、是非ご覧いただけると嬉しいです。
ここまでお読みいただきありがとうございました。

※情報は2018.4.7時点のものです

嘉村佳奈

某大型書店の書店員です。本がすき、酒がすき、高速バスがすき。缶ビール(本当は発泡酒)を片手に九州の本屋さん、美術館、などメインにウロウロしています。読んだ本、飲んだ酒、行った場所。気ままにご紹介いたします。

この記事もおすすめ