炭鉱王・伊藤伝右衛門と筑紫の女王・白蓮が過ごした豪華絢爛な旧邸

「筑豊の炭鉱王」と呼ばれた伊藤伝右衛門が、「筑紫の女王」と称された柳原白蓮と暮らした旧伊藤伝右衛門邸に行ってきました。

さすがの門構えです。

さすがの門構えです。

飯塚市出身の麻生太郎氏の文字のようです。

現在、NHKの朝ドラ「花子とアン」でも大注目の伊藤伝右衛門と白蓮ですが、ドラマの影響もあり、多くの観光客が詰めかけていました。

入口付近には「赤毛のアン」になった気分で撮影できるコーナーも。

入口付近には「赤毛のアン」になった気分で撮影できるコーナーも。

筑豊で赤毛のアンの気分になれるのもちょっと驚きです…。

筑豊で赤毛のアンの気分になれるのもちょっと驚きです…。

先妻を病で亡くした伊藤伝右衛門は50歳のとき、25歳の白蓮(柳原燁子)と結婚。白蓮は、伯爵柳原前光の娘で、伝右衛門は年の差のあるお嬢様を迎え入れるためにこの大邸宅を改築したと伝えられています。

敷地面積約2300坪、部屋数25という大邸宅。わざわざ京都から宮大工を呼んで作らせたという内部は、細部にわたって美しい技法に満ちて、まさに豪華絢爛なお屋敷です。

広大な回遊式の庭園

広大な回遊式の庭園

茶室も立派です。

茶室も立派です。

大広間。ここに炭鉱労働者たちを集めたりしていたのでしょうか?

大広間は白蓮との披露宴の際に作り変えられたそうです。

伝右衛門の燕尾服

伝右衛門の燕尾服

 

九州で初めての大正時代の水洗トイレだそうです。

九州で初めての大正時代の水洗トイレだそうです。

傘立てもオシャレ。

傘立てもオシャレ。

ため息が出るほど華麗で贅を尽くしたお屋敷です。

2階にある白蓮の居室。2人の写真が飾ってありました。

1階の応接間には、2人の写真が飾ってありました。

 

白蓮の居室。一見、普通の和室ですが細部にわたり、粋な技巧が凝らされています。

白蓮の居室。一見、普通の和室ですが細部にわたり、粋な技巧が凝らされています。

白蓮の部屋から眺めた庭園

白蓮の部屋から眺めた庭園

伝右衛門と白蓮の結婚生活は約10年間続きました。破綻の原因は、白蓮が35歳のときに出会った7歳年下の宮崎龍介(宮崎滔天の長男)との情熱的な恋愛でした。白蓮は宮崎龍介と駆け落ちし、新聞紙上に公開絶縁状を叩きつけました。そのときの伝右衛門の心情は察するに余りありますが、伝右衛門は「末代まで一言の弁明も無用」と口を閉ざし、その後も財界人として精力的に働き続けたそうです。

福岡市に一部残る別邸・赤銅御殿(あかがねごてん)のエピソードも切ないですが、歴史を知ると、この建築美にまつわるひとつひとつのエピソードが胸を打ちます。

…と、感傷的な気分に浸っていたら、こんなお土産が。。。

別の場所には、このようなお土産も。

当時、時代を騒がせた2人の邸宅は観光名所になり、おせんべいやまんじゅうになるなんて。微妙な気もしましたが、記念に購入して帰りました♪

ドラマを見ている人も見ていない人も、現実にあったドラマティックな舞台にぜひ足を運んでみてください。

※情報は2014.8.10時点のものです

旧伊藤伝衛門邸

住所福岡県飯塚市幸袋300番地
TEL0948-22-9700
URLhttp://www.kankou-iizuka.jp/denemon/
その他

大人     300円(240円)
小・中学生 100円(80円)
※()内は20名以上の団体料金
※土曜日に限り小・中・高校生は無料。

開館時間:午前9時30分~午後5時
(入館は午後4時30分まで)

水曜日休館。

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