8月8日に起きた筑紫駅列車空襲事件~変人的思考法

ナマステ!カリー大好きススです。

さて、毎月8のつく日の夜8時8分に更新しているこのコラム。8月8日夜8時8ならびの瞬間に私は海上にいました。青島から下関へ向かうフェリーの中です。このコラムにとっては記念すべき瞬間に、私はひとつの出来事について想いを馳せていました。

第二次世界大戦末期の昭和20年(1945年)8月8日、現在の西鉄大牟田線筑紫駅付近で米軍による機銃掃射が発生しました。200名近い乗客を乗せほぼ満員状態の下り線の普通列車と、久留米から福岡へ向かう上り列車が攻撃の標的となりました。昨年(2013年)にはこの時の様子を戦闘機から撮影した映像が米国国立古文書館でみつかっています。

犠牲者の数は64名。負傷者は100余名。戦争で起こった様々なことと比べれば、犠牲者の数としての規模は小さく感じてしまうかもしれません。ただ、ニュースになった時の数字でものを考えると何か感覚が麻痺してしまうように感じています。

そこにはひとりひとりのかけがえのない人生が存在しているのです。その瞬間200以上もの人生が大きく変わりました。そして64の人生が突然に奪われたのです。どんなに社会的立場のある人もない人も、お金持ちも貧しい人も、人生は1つしか持つことができません。私たちがどんなに懸命に生きたとしてもニュースの中では「1」としてしか扱われないのです。でもその「1」は本人にとって家族にとって、大切な人にとっては、とても重たい1なのではないでしょうか?

1の重みを噛み締めながら、一つひとつの出来事に思いを馳せるとまた違う景色が見えてくるのかもしれませんね。

 

西日本新聞のサイトに筑紫駅列車空襲事件の現場に居合わせた方の証言が残っています。

 http://www.nishinippon.co.jp/special/postwar/2014/vol01/evidence/e2_04.shtml

 

 

※情報は2014.8.11時点のものです

薄田 泰代

違いを認め合える社会を目指す「最変端ノ会」主宰。旅する企画屋・ライター・飲食店立て直し人。灰×枯れ木=花の「花咲かじいさん」を尊敬。今ある資源を活かし新しい価値を生み出す。得意技は五感をフルに活用した行動観察。合い言葉は「現地でチームを!」イベントや企画を一度きりで終わらせない「新陳代謝できるチームづくり」を一番大切にしている。

薄田泰代サイトURL⇒ http://maro8.jp

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