三谷幸喜作の文楽『其礼成心中(それなりしんじゅう)』再演決定!

こんにちは!めがねです。
三谷幸喜作『其礼成心中』が静岡と福岡で再演するそうです。
http://www.parco-play.com/web/program/sorenari2018/

福岡に来てくれるなんて嬉しい。
話の細部を忘れていたので、東京公演の時に買った底本をひっぱりだしてきました。

「天神の森」で饅頭屋を営む夫婦。
巷では、近松の芝居『曾根崎心中』が大ブームで、舞台となった「天神の森」で心中しようとするカップルが急増。
心中騒ぎで饅頭が売れず迷惑している夫婦は、夜な夜なパトロールしては、カップルを説得して回っている…っていう、話のさわりから笑えそうでしょう。

「ネイルサロン」とか「ハートマーク」とか、現代語をミックスしながら展開する爆笑人情物語なんですが、太夫の語りや人形の表現は伝統的な文楽で、
つまり斬新ですごく面白い。
場所は博多座…え!博多座?(汗)正直もう少し小さな劇場でやるかと思ってました。
A席9500円となかなかのお値段ですが、B席は3000円です。
お金がない方はオペラグラス片手に、3Fで一緒に観劇しましょう。。。

ところで最近、映画館で行われる舞台のライブビューイングにハマっています。
近々では宝塚『ポーの一族』、劇団新感線『修羅天魔』を見てきました。
宝塚の場合は、通常「東京」の「千秋楽」公演をライブビューイングにするんですが、宝塚的には、かなりのプレミアムチケットなので(これに誰かの「退団」が加わると、プレミア度が神レベルに跳ね上がる)映画館で見る事ができるのは大変喜ばしい。
しかも、B席程度のチケット代で、オペラグラスも使わずに役者の表情までハッキリと見える有難さ。
休憩時間は客席を映すので、画面の客席が劇場の客席に繋がっているような錯覚になって臨場感があります。

劇団新感線には、映画館で見る為に独自に開発した“ゲキ×シネ”というシステムがあるんですが、ライブビューイングもやると聞いて行ってきました。
“360度回転する舞台”という、かなりトリッキーな劇場で現在公演しているので、映画館で見たらどうなるのかなーと思って。
…しかし、これは正直いまいちでした(舞台の出来じゃなくて)
回転する舞台を見せたいが為に、引きで撮影するし。目が回るし。
ちょっと懲りたので、次回は“ゲキ×シネ”で見たいと思ってます。

舞台を“すっごい後ろ”とか、“すっごい端っこ”の見切れ席とかで見るよりは、ライブビューイングが良いと思うようになりました。
これって、「本」を“紙”と“タブレット”で使い分けて読む事に違和感がなくなった経験と感覚的に似てる。
突然ですが、オモシロ本をご紹介します。
山崎努さんの演劇日記『俳優のノート』。

舞台に立つ為に、ストイックに自分を追い込んでいく姿に敬服。
「舞台俳優」と一口に言っても、現在かなり多様化してますが、演劇で高みを目指す人って、もはや「職人」とか「アスリート」だと思います。
山崎努、恐ろしい人…。

客席の生身の人間に向かって演技をする事で、俳優にも客席にも「その場にしかない」緊張感や臨場感が生まれて、相乗効果で素晴らしい舞台になるんですよね。

一方、国内の地域だけでなく国境すら軽々超えて、同時に舞台を楽しめるのがライブビューイングの魅力。

今のところ、役者が誰もいない空間で演技して、見てるのはカメラと機材だけ…みたいな極端な未来になるとは思いませんが、「演劇」離れも囁かれる昨今。
「ライブで見られるなら映画館でいいじゃん」て話になりそうで怖い。
「客席に人がいるより、誰も見てない空間の方が最高の演技ができるし」みたいな俳優も出てこないとは言い切れない。
そして観客の方も、映画館どころか家のリビングに座ってVRでライブビューイング演劇を楽しむ時代が近いかもしれない。。。
ないとは言い切れないところが、今の世の中。思わずグルグル考えちゃいました。

※情報は2018.4.19時点のものです

ちびっこO&めがね

【ちびっこ0】出版→映画宣伝→イギリスでのボランティアステイを経て、現在福岡でフリーの編集・ライターをしている40代。イギリスにいた間に、生来の“おっとり”に磨きがかかったかもしれない…。宮崎出身の為、すぐ鶏料理を探してしまいます。趣味はyoutubeで延々k-popを見る事。得意分野は「映画」「韓国ドラマ」「Kpop」。

【めがね】出版→映画宣伝→IT系→webデザイナーを経て、現在ニートの40代。会社勤めから解放され、有り余る時間を生かして、あらゆる事に首をつっこんでいる最中です。得意分野は「本」「演劇」「映画」「2012年までの宝塚」。

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