今年で3年目!モザンビークのスラム地区で環境美化活動

今年で3回目となる、毎年恒例のペンバ環境美化活動。
今年は青年美化隊を増員し、10名体制で、スラムのナティティ地区を中心に清掃活動を行いました。

今年の青年美化隊。作業も慣れたものです。

今年の青年美化隊。作業も慣れたものです。

環境美化活動を開始する3年前は、住民の美化意識が非常に低く、
至る所にゴミが散乱し、あっちこっちがゴミの山。雨季になると川になる溝も、
ゴミの不法投棄エリアと化して、異臭はするし、虫が湧いているし、
不衛生極まりない状況でした。

事務局から寺子屋へと行く道も、ゴミの溝の中を歩いていたのですが、
青年美化隊が何日もかけて清掃をし、その後、行政が溝をセメントで固めて
現在は、見違えるほどキレイになってきています。

以前のスラム地区。寺子屋への道。

以前のスラム地区。寺子屋への道。

現在は、ゴミもなく、舗装されています。

現在は、ゴミもなく、舗装されています。

今年は大規模なゴミの不法投棄エリアが無かったため、
中小規模のゴミ回収をし、歩きながらポイ捨てゴミを拾っていく作業。
回を増すごとに、重労働度が低くなってきています。

ナティティ地区のゴミ探し中。

ナティティ地区のゴミ探し中。

ゴミを見つけては集めていきます。

ゴミを見つけては集めていきます。

ペンバ環境美化活動は、第1回から今回の第3回までが一番人口が密集しているナティティ地区を重点エリアにしてきましたが、ナティティ地区全域の清掃がほぼ完了。

環境美化活動の方針や実働は、すべてスラム地区に住む青年美化隊がアイデアを出しています。次回からの作戦を練るべく、お隣のカリアコ地区やインゴナニ地区も回り、その地区のゴミ環境の様子を体感し、「どこをどうすれば良いのか」「どういう道具が必要か」等、考えていきます。

第4回からのターゲットエリア、カリアコ地区も清掃。

第4回からのターゲットエリア、カリアコ地区も清掃。

毎年、環境美化活動を啓蒙するためにクリーンアップコンサートを開催しているのですが、今年は色々なアーティストが協力してくれたおかげもあり、環境美化活動の認知度が、ぐんとアップ。

そして当会のスラムの学舎・寺子屋には、今年は多い時には日に3人から5人の青年美化隊志望者が来ています。スラム地区は失業率が7割ほどと、生活するために仕事を求めている人だらけなので、青年美化隊志望=お金欲しい、ということです。

一緒に美化活動が出来るのは嬉しいのですが、志望者みんなにお金を払うことは難しいので、これには、ちょっと困惑。

しかし、来年は、青年美化隊を15名にさらに増員して環境美化活動を実施する予定にしています。また、これまで美化隊はすべて男性だったのですが女性の希望者も多々いるため、女性メンバーの起用も予定しています。

※情報は2018.5.1時点のものです

榎本恵

アフリカ南東部のモザンビークで、教育支援や人材支援、環境保全、公衆衛生設備などに取り組む。日本とモザンビークの相互理解のためのイベントなども開催。モザンビークのいのちをつなぐ会代表。http://www.tsunagukai.com/

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