筑波実験植物園にある『ニュートンのリンゴの樹』

こんにちは!めがねです。
日立製作所の研究所が行った宇宙線の実験ニュースご存知でしょうか。
「宇宙線」は普段私たちに向かって無数に降り注いでいるんですが、すっごく小さいから人体に影響はありません。
でも、精密機械の心臓部に当たった時、ソフトエラーを起こすんですね。

「宇宙線」に関してはこちら

それで「半導体を1000個並べて、1か月間宇宙線がヒットするのをじっと待ってみる」という実験(それだけ聞くと、随分原始的)を行ったそうです。
結果、スマホで例えるなら、なんと毎日30万台が宇宙線によるエラーを起こしている計算になったとか。
つまり、今まで携帯会社のソフトウェアのバグだと思ってたエラーが、宇宙由来のエラーの可能性があるって事です。
ちょっとワクワクしませんか。

宇宙線によるエラーは、これまで航空会社とかスーパーコンピューター「京」とか、エラー起こしたらマジで困るところがコストをかけて対策を立ててきたらしいですが、IoT社会の昨今、一般の企業も無視できない問題と捉え始めているようです。

そしてここから個人的に俄然興味がわくとこなんですが、つくばの「高エネルギー加速器研究機構」が企業とコラボして、この問題に取り組んでいるんですよ。
加速器で人工的に作った中性子を半導体にぶつけて、集積回路のどの部分が宇宙線に弱いのか、今後どういう風に対策を立てればいいか研究してるらしい。

以前、『すごい実験』のご紹介をさせていただきましたが、作者の多田さんが勤務されている「高エネルギー加速器研究機構」です。

過去の記事

高エネルギー加速器研究機構

へぇ~と思って調べていたら、多田さんがこんな本も出していたので読んでみました。

結果、宇宙線に関しては『すごい実験』の方が詳しく書いてありましたが、「ブラックホール」とか「暗黒物質」とか、ホーキング博士が亡くなって再熱している宇宙ネタについて、噛み砕きまくった解説が載っていて、こちらも大変面白い。

先月「筑波実験植物園」に行った時に、まさに現在「高エネルギー加速器研究機構」で講師として働いているという、ボランティアガイドの方にお会いしました。
しかも、現役の時は「JAXA」に勤務…え!「JAXA」!みたいな。
趣味が高じて、植物園のボランティアガイドをする事になったそうですが、人生、徹頭徹尾文系サークルで生きてきた私には、こういう理系の生き方に憧れが半端ないので、ちょっと興奮。つくばミラクル。

ちなみに「筑波実験植物園」は、国立科学博物館が植物の研究をするために作った植物園です。

筑波実験植物園のサイトはこちら

広大な敷地が「水生植物」や「絶滅危惧植物」など種類別に分類されていて、例えばシダ植物エリアには一面シダが植わってます。
見た目、一面緑。つか、草草草。
でも、興味がある人が見ると、何百種類のシダが植わっていて、一日いても飽きないという場所なんです。
シダ撮るの忘れた。。写真は水生植物エリア。いい天気。

この植物園に表題の「ニュートンのリンゴの樹」があるんです。
万有引力の法則がひらめいたという、あのリンゴの樹。
それが、これです。

物理専門の方にニュートンの樹を解説していただくという贅沢。
ガイドの方曰く、本当にこの樹をニュートンが見たのかどうか気になって、手記を取り寄せて自力で検証したんだそうです。
「物理やってる人間は、事実かどうか調べないと我慢できないんです」とおっしゃっていましたが。
私なら「へー」とか言いながら、通り過ぎちゃうけど。。。

解説長いので端折りますが、時系列的に言っても、“リンゴが落ちるところ見て万有引力を思いついた”というな話は後から作られた創作なんだけど、この樹は実際にニュートン家にあったものなんだそうです。
しかも、本家の樹は一旦枯れちゃったそうで、この樹は本家に逆輸入されたらしい。なんか、すごい。

その後もフィトンチッドで山が青く見える話とか、メタセコイアの「分類」の話とか、多分植物園の人とは角度が違うような話をたくさんしてもらって楽しい時間を過ごさせていただきました。
全然時間足りなかった。。。次回たっぷり時間をとって見に行きたいなーと思ってます。

あ、でも「これは絶対見た方がいい」と言われた貴重な花はしっかり見てきました。
~5月27日で終わってしまいましたが、高山植物の企画展示で展示されていたヒマラヤの「青いけし」です。

後ろのフィルムは…ヒマラヤの雰囲気出してみたんでしょう。。。ない方がいいけど。
植物は高いところに行くと青くなる傾向があるそうですよ。

あともう1点。この一番手前の花、なんだと思いますか?
例によって、写真の撮り方が最悪ですが…上から撮るべきだった。

エーデルワイス エーデルワイス 真白き花よ 清く光る雪に咲く花~♪の「エーデルワイス」です。
正確には、「ハヤチネウスユキソウ」という、エーデルワイスの仲間なんですが、パンフによると岩手の蛇紋岩地帯の岩場に生えていて、盗掘で個体数が激減したと書いてあります。
そういえば私もかれこれ20年くらい昔、北海道の礼文島の山に生えてるのを見に行ったことがあるなーと思い出しました。

余談ですが、この「筑波実験植物園」には「国立科学博物館」の倉庫があるんですね。
上野に展示しきれないものは、ココに置くそうです。
1階をチラッと外から見せてもらいました。

なんと年に1回だけ、この倉庫ツアーがあるんです。
整理券が必要なんですが、ツアー自体は無料。
4月か、5月の上旬頃に開催されるそうなので、是非チェックしてみてください。

一方、上野の「国立科学博物館」では現在『人体―神秘への挑戦―』開催中です(~6月17日(日)まで)
ぶっちゃけ、期待していたよりイマイチだったんですが、アインシュタインの脳みそが展示されていたのが印象的でした。
死んだ時、ある解剖学者によって勝手に盗まれ、その後いろいろ研究されている脳の切片の一部。

天才って大変…。
アインシュタインの相対性理論は、多田さんの『すごい宇宙講義』でも紹介されています。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました~

※情報は2018.6.4時点のものです

ちびっこO&めがね

【ちびっこ0】出版→映画宣伝→イギリスでのボランティアステイを経て、現在福岡でフリーの編集・ライターをしている40代。イギリスにいた間に、生来の“おっとり”に磨きがかかったかもしれない…。宮崎出身の為、すぐ鶏料理を探してしまいます。趣味はyoutubeで延々k-popを見る事。得意分野は「映画」「韓国ドラマ」「Kpop」。

【めがね】出版→映画宣伝→IT系→webデザイナーを経て、現在ニートの40代。会社勤めから解放され、有り余る時間を生かして、あらゆる事に首をつっこんでいる最中です。得意分野は「本」「演劇」「映画」「2012年までの宝塚」。

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