おれの家の庭が猫であふれとる ~荒れる、怒りのサニ

 最近、うちの庭のレギュラーは、茶とうしだけだと思ってたら、いつもの間にかそれ以外に3匹の新顔が毎日現われてえさをねだっていくようにニャっとる。

 安泰だと思って安心していると、飼い猫の座を脅かされかねん。目は光らせているが、何分外出させてもらえんので、追い払うことが出来ん。

 こいつは、うしだ。もともとしおらしく静かにしていたが、最近は堂々としてきた。仲間を連れてきて心強いのか。徒党を組まんと、元気を出せんとは情けないやっちゃ。

 内側から見張るおれ。

 鷹のような鋭い眼光。そういえば、ホークスは後がないニャ。

 むむっ、前方に猫発見。うしと同じく、白黒のぶちも要だが、模様が違う。

 

 ん、見えづらいが、肥料のかげに小さい猫の姿。子猫だ。さっきのやつの子どもだニャ。

 まったく気の休まる間が無い。今度は犬が来た。

 勇猛果敢なおれは、猫パンチを繰り出すが、ガラス戸越しでは、何も効果が無い。いまいましい。

 「サニが凶暴化して困る」と家のもんは言うが、外猫をのさばらせて、おれを閉じ込めたら、野性の発揮しようが無い。中で暴れるしかないじゃニャイか。

 ああ、落ち着かん。

 どうにも落ち着かん。

 ふてくされるおれ。

 ああ、外に出たい。

 テレビでは、ジュリーという人がドタキャンした、という話をやってる。大物だからそういうこともアリだ、というコメンテーターが多い。おれも大物だが、何も許してもらえん。

 にしても、コンサートの賠償金はどうなるのか。4千万円とかいうぞ。

 ちょいと、大物らしく落ち着いてきた。雑魚猫どものことは忘れていよう。

 気にいらん飼い主だが、えさをもらってるお礼に踏んでやろう。

 うん、この労力を使って、うどんでも踏めば、アルバイトになるかもニャ。

 だんだん眠くなってきたが、力尽きるまで踏もう。KYBというアイドルみたいな会社の記者会見が始まったが、最後までは見きらんニャ。じゃあ、おやすみニャさい。

※情報は2018.10.19時点のものです

サニ

 出身地不明。年齢8歳くらい。オス(去勢済み)。雑種。グレーっぽい縞模様。3年ほど前に、福岡市南区の飼い主の家に上がり込んで、飼い猫に。それまでは近くの公園住まい。生意気な猫には攻撃的だが、人には甘えん坊で勉強や仕事をしていると、必ずすり寄ってきてジャマする。かつお節が大好き。ダミ声。すきあらば家からの脱出を図る。

「サ日記」のタイトルは、紀貫之の「土佐日記」のパクり。名前と同じ32歳まで生きる予定。

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