ゲームを面白くする要素とは?特別講義レポート「ボードゲームのデザイン」

こんにちは。ツムラクリエイションの津村修二です。
今回は10月16日に福岡大学商学部、篠原巨司馬准教授ゼミで私が行なった特別講義「ボードゲームのデザイン」をレポートします。

先月、篠原准教授からゼミ生が経営学の知見を活かしたボードゲームを考案・製作するにあたって、そのヒントになるような、ゲームデザインの基礎、発想法、作り方を伝授してほしいという依頼があり、この度、講義をさせていただくことになりました。
とは言え、何よりまずは楽しんでもらうことを念頭に置き、ゼミ生の好奇心や意欲を引き出すことを第一の目標にしました。

福岡大学

福岡大学

ゼミ生17名と「講義をぜひ受けたい」と参加した2名の19名が受講

ゼミ生17名と「講義をぜひ受けたい」と参加した2名の19名が受講

まずは、自己紹介をかねて、ゲームを作るようになったきっかけから、これまで作ってきたものを披露。小学6年生の時に作った約1.3m四方の巨大な「福岡市大すごろく」(詳細はhttps://fanfunfukuoka.com/feature/86090/)を広げると、そのすごろくの緻密さに歓声が上がりました。
続いて、オリジナルボードゲーム「Amen」を4人1グループになって体験してもらいました。各テーブルともゲームに集中し、楽しんでいる様子でした。

その後、私の作成した資料をもとに座学へ入りました。

「ゲームデザインの基礎」と題し、これまで600作以上のゲームを世に送り出してきた、ゲームデザイナー界の巨匠ライナー・クニツィア氏のゲームデザイン論の紹介を始め、ゲームの着想法、偶然と必然の要素がゲームにどう影響を与えるのか、ゲームを面白くする要素とは何かを講義しました。その際、学生に実体験からの具体的な学びが得られるよう、先ほど体験してもらった「Amen」ではどう発想し、どんなことに気を付け、工夫したかも話しました。

そして、再びゲーム体験の時間。私が勤める玩具店「つみきや」(イムズ6F)で開発中の新作ゲームを体験してもらいました。その製作過程や苦労したことなども話しましたが、ゲームを製作し、発売するまでにどれだけの試行錯誤と工程があるのか、より明確にイメージできたのではないかと思います。

それから、座学へと戻って「ゲームデザインで心掛けてほしい5つのこと」を話し、最後に、学生の考案したゲームアイデアの発表と批評を行ないました。学生の発表に対し、私がコメントをするというもの。5人の学生が代表で発表しましたが、どのアイデアもこれから十分面白くなる可能性を秘めた原石のようで素晴らしかったです。

大学での講義は初めてでしたので、準備に準備を重ねて臨みました。今回は手応えもあり、学生の反応を見ても、良い講義が出来たように思います。
講義の後、「今日の授業で、学生の意識がゲームを遊んで批評するだけじゃなく、自分で作ってみようという意識に変わったように思います。また、学生のゲーム発表の際のコメントが温かくて良かったです」と篠原先生からのお言葉があり、ほっとしました。

今回は大変貴重な経験ができました。ありがとうございました。

文章 津村修二

【イベント情報】

講義に参加してくれた福岡大学商学部・学生の阿部太一さんが七隈祭で謎解き脱出ゲームを出展します。
下記詳細です。

七隈祭 謎解き脱出ゲーム「怪物巣くう教室からの脱出」

恐ろしい怪物の住みかに迷い込んでしまったあなたは、無事に脱出することができるでしょうか・・・?

開催期間: 11/2(金)~4(日)
開催場所:福岡大学七隈キャンパスA棟705教室

★先行予約受付中★
詳しくはこちら

※情報は2018.11.1時点のものです

津村修二

ツムラクリエイション代表。ボードゲームクリエイター/アーティスト。
1983年福岡生まれ。幼少の頃よりオリジナルのボードゲームや外遊びを考案し、小学6年生の時に福岡市全住所が登場する巨大すごろく「福岡市大すごろく」を制作。(2014年7月より福岡市博物館1階「みたいけんラボ」にて展示中)
2011年に「ツムラクリエイション」を起業。砂時計を使った新感覚の石取りオリジナルゲーム「Amen-アメン-」の製作と販売を開始する。
そのほか、各種ゲーム会やアート展を企画・開催し、ボードゲームの楽しさやデザインの美しさを伝える活動を続けている。
新聞・テレビなどメディアからの取材も多数。現在、天神イムズ6階「つみきや」のスタッフとしても勤務中。

ツムラクリエイション
http://tsumura-creation.com/

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