平塚川添遺跡で古代食ランチ会をやってみた

九州国立博物館が考古好き女子のために発足した「きゅーはく女子考古部」。毎月いろいろな活動を行っていますが、10月のは平塚川添(ひらつかかわぞえ)遺跡公園で古代食ランチを楽しみました!

平塚川添遺跡とは

弥生時代後期~古墳時代初期(紀元2~3世紀)の大規模な集落遺跡。最盛期には数百人が生活していたと考えられている。筑後川支流の小石原川中下流の低地にあり、多重の環濠(かんごう=お堀のこと)に囲まれているのが特徴。

集落には竪穴住居や高床式倉庫、祭殿、集会所などの建造物が復元されているだけでなく、出土した花粉や樹木の葉、木の実などを基に、当時の自然環境も再現されている。

さて、今回のテーマ「古代食ランチ」ですが、メニューはこちら!

・古代米入り雑炊(山)
・古代米入り雑炊(海)
・猪肉のグリル
・どんぐりきんとん

なかなか美味しそうな献立ですが、調理法にもこだわりが・・・

なんと!部員たちは、鍋の代わりに弥生土器(レプリカ)を使って調理に挑みました。

大小異なる石を組み合わせて炉を作り、土器を安定させます。次は調理に必要な火の確保ですが、この火も(平塚川添遺跡公園にある火おこし道具を使って)火おこしで挑むという徹底ぶり。

上下に手を動かして棒を回転させ、摩擦で火種をつくります。

上下に手を動かして棒を回転させ、摩擦で火種をつくります。

もふもふのゆりかご(麻ひもをほぐしたもの)に火種をうつして点火!

もふもふのゆりかご(麻ひもをほぐしたもの)に火種をうつして点火!

見事、炉の薪に着火することができました。続いては、食材の下ごしらえ。土器を鍋代わりにしたり、火をおこしたり、ここまで古代にこだわる部員たちのことなので、まさか、狩りで猪を捕獲するのか・・・とも思ったのですが、猪肉は害獣を駆除している猟師さんから分けてもらったそうです。

猪肉の焼きあがる香りが食欲をそそります。

猪肉の焼きあがる香りが食欲をそそります。

土器では雑炊をつくりました。なんでも出土した弥生時代の土器の中には、どろっとした状態のお米がこびりついていることがあるそうで、そこから当時は雑炊にして食べていたのではないかと推測されるそうです。

白米と古代米(黒米)を使った古代雑炊は、猪肉としいたけをいれた“山の幸雑炊”と、ぶつ切りにした鯛とアサリをいれた“海の幸雑炊”の2種類。ごちそうです!

水や塩で味を調え、ぐつぐつ火を通すこと約1時間。ふたを開けたらおいしそうな雑炊が完成していました!

出来上がった雑炊と先ほどの猪肉のグリルを葉っぱや土器に盛り付け、古代ランチ会がスタート。

デザートの「どんぐりきんとん」もこのとおり!素朴な甘みとほくほく感が味わえました。

遺跡公園で開いた古代ランチ会。11時から作り始め、食べ始めたのは14時半。3時間半もかかりましたが、それだけに味わい深く、おいしいランチ会になりました。

回を重ねるごとに古代力(?)を増す女子考古部の活動。次回の活動記録にもぜひご注目ください。

※きゅーはく女子考古部の詳しい活動内容は、九博ブログをチェック!

★きゅーはく女子考古部HPはこちら★

※情報は2018.11.12時点のものです

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