幸せになれるアメリカ映画『バクダッド・カフェ』 / 銀幕ヨーコ

Hello, good friends! 

銀幕ヨーコお薦めの6作目は、アメリカ映画「バクダッド・カフェ(1987年)」。

アメリカ映画にもヨーロッパやアジアの監督の作品も数多くあり、それらは其々ステレオタイプなハリウッド映画とはちがう独特の雰囲気を醸し出しています。あまたある中でも、今回ご紹介する「バクダッド・カフェ」は何度観ても新鮮で、美しい映像と主題歌の「Calling you」のメロディが脳裏に焼き付いて魅了されます。監督はドイツ出身のパーシー・アドロン監督。

アメリカを車で旅行中のドイツ人夫婦が 西部の砂漠地帯で夫婦喧嘩をし、女房は砂漠の道を大きなトランクを引きずりながら歩いていき、ある寂れたモーテルにたどり着きます。モーテルとカフェを独りできりもりする女主人ブレンダは夫や子供たちに不満だらけで、いつも不機嫌。突然のドイツ人旅行者のジャスミンにも用心深く、冷たい態度をとり続けるのですが、、、、。このジャスミンの出現によってブレンダ、彼女の子どもたち、カフェにたむろする人々の乾ききった心が癒されていくのです。ジャスミンによって砂漠のオアシスになったカフェですが、ある日突然、彼女が去る日が来るのです。

 

心優しいジャスミンを演じるのはかなり大型のドイツ人女優マリアンネ・ゼーゲブレヒト、不機嫌なブレンダはCCHパウンダーというアメリカの女優さんです。太ったジャスミンが映画の進行とともにどんどん魅力的で綺麗に感じてくるのは、彼女の内面で感じる幸福度と関係があるのでしょう。これも映画として計算されたものなのでしょうか?監督の演出の賜物なのでしょうか?

この映画が飽きないのは、紛れもなく人間が求めてやまない「人と人とのふれあい」や信頼関係です。観ればみるほど幸せな気持ちにさせてくれる人間讃歌の作品ですよ。1987年のオリジナルももちろん素晴らしいですが、20年の歳月を経たニュー・ディレクターズ・カット版をお薦めします。

 

秋を感じる季節になりました。次回は秋にちなんだ名作をご紹介します!

See you next!

※情報は2014.9.29時点のものです

銀幕ヨーコ

趣味は映画、美術、音楽鑑賞、旅行、読書、さらには空手。

映画は邦画、洋画、ジャンルを問わずなんでんかんでん観ていた時代を経て(オカルト系は苦手)、やっぱりヨーロッパ映画が一番好き。でも韓国映画もいい、中国、台湾、いやインド、イラン映画も捨てがたいな。そうやって私の好きな作品を選別していくと、実は世界の名監督たちが日本の小津安二郎監督作品に強く影響されているという共通点があったんです。これから小津作品に影響力受けた各国の名画を中心においおいご紹介したいと思います。

よろしく!

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