新年初の読書はこの本で決まり!

 2019年(平成31年)の幕開けです! そして、新元号元年の年でもあります !
 それでは新年の清々しい気持ちで、素敵な書籍を今月もご紹介いたします。
 皆さんのお気に入りの一冊がきっと見つかりますよ !

『人生を思い通りに操る片づけの心理法則』
(メンタリストDaiGo・著/学研プラス)

 著者のメンタリストDaiGoは、1日に10~20冊の本を読むといいます。いったいどうしたらそんなことができるのか? どうやってそんな時間を捻出しているのか? その秘密を解く鍵は、集中力や時間術など他の著書と同じく、この片づけ本の中にあります。いかに無駄な行動を減らすか、そこにフォーカスした片づけの心理法則はきっと目からウロコ! 自由で充実した理想的な生活を目指したいなら、ぜひ手に取るべき一冊です。

 

『発達障害に生まれて』
(松村訓・著/中央公論新社)

 小児科外科医の著者が、17歳の自閉症の息子さんを抱えるお母さんに子育てについて聞き書きした本です。印象に残ったのは、障害は当事者ではなく、多様性を認めない周囲の人々や社会の側にあるという考え方。とくに、お母さんの「息子を変えようとするんじゃなくて、自分が変わらないといけないと気づいた」というエピソードにはハッとさせられました。いま生きづらさを感じている方にも手にとっていただきたい1冊です。

 

『0才から100才まで学び続けなくてはならない時代を生きる学ぶ人と育てる人のための教科書』
(落合陽一・著/小学館)

 「パラダイムシフトの激しい今、従来の価値観は通用しない」と薄々感じてはいても、当代きっての論客である落合陽一氏からそう指摘されると、目の醒める思いです。落合家の子育て観も興味深く、息子を子ども扱いしない父・信彦氏との議論に臨むため徹底的に調べていたという話や、自宅にさまざまな分野の家庭教師を呼び、著者に合わせた勉強法で学んでいたというくだりは、子育て中の読者にとってもヒントになるように思います。

 

『「アマゾン」をつくった ジェフ・ベゾス 未来と手を組む言葉』
(武井一巳・著/青春出版社)

 あのアマゾンの創業者ジェフ・ベゾスの言葉を集めて、彼のビジネスや生き方に対する考え方を紹介してくれる一冊です。街の本屋さんが大好きな私としては、正直ベゾスさんのことは憎々しく思っていたんですが…。くやしいかな、そんな私でも思わずメモってしまう発言が満載でした。とくに仕事で「どうしたらお客様にもっと喜んでもらえるんだろう?」と悩んでいる方は必読です。ただしお求めは、ぜひお近くの書店で!

 

『嘉納治五郎 オリンピックを日本に呼んだ国際人』
(真田久・著/潮出版社)

 講道館の創始者・嘉納治五郎の評伝です。しかし、柔道のことがメインではなくポイントはオリンピック。日本の伝統的な柔術を「柔道」へと高めていった人だけに嘉納の活躍の場は日本国内が主だったかといえばそのようなことはなくて、いま風にいえば「グローバル」に活躍した人だったのです。 2019年のNHK大河ドラマの主人公・金栗四三も嘉納との関係が深い人なので、ドラマを見る下準備にも向いていそうな本です。

 

『エースの遺言』
(久和間拓・著/双葉社)

 

 表題作の「エースの遺言」について、当時「ミステリーというよりは人情話」という批評もあったそうですが、それでも読ませる力は圧巻! 久しぶりに読み応えある小説に出合った気がします。心理描写と情景描写の両方が研ぎ澄まされていて、読みながら自然と情景が浮かんでくるので読みやすく、さらに短編なので気軽に読めるという点でもおすすめの一冊です。

 

『へんな西洋絵画』
(山田五郎・著/講談社)

 いやー、この本はおもしろいです。本というか、収録されている絵がおもしろいのですが。西洋絵画の図版を多数集めた本というのは、何冊も出ていますが、本書はあえて「へん」な絵ばかりを集めています。個人的なお気に入りは「へんだからこそ逆にピュア」なロマネスク絵画です。さらに、「救世主キリストのシンボル」や「マリアの純潔のシンボル」といった絵の意味もわかりやすく解説されていて、勉強になります。

 

『「稼ぐ子」に育てるために今すぐやめる24のタブー』
(午堂登紀雄・著/マガジンハウス)

 金持ちになる人の思考・行動はある程度知っているつもりでした。たとえば、家政婦を雇うのは、家事にあてる時間をもっと有意義に使いたいからです。では、それでも、自分でやった方がいいのはどんなときか、という考え方を本書で知って、なるほどと思いました。あなた自身が「貧困体質」であれば、知らず知らず、子供もそんなふうに育ててしまいます。「稼ぐ子」に育てたいなら、早めに体質改善しましょう。

 

『神のダイスを見上げて』
(知念実希人・著/光文社)

 知念実希人さんといえば医療ミステリー小説ですが、本作では医療色は限りなくゼロ。少しサイコパスな主人公や裏世界と通じていそうなヒロイン、その他ちょっと危ないキャラクターが登場します。いろいろなテーマが織り交ぜられている作品なので、読む人によって感じ方や響く箇所が違うはず。個人的には凄惨な殺人事件の背景にあるさまざまな「愛」が印象に残りました。広島限定版と全国版とでは表紙が違うそう。ぜひ並べてみたい!

 

『「地域人口ビジョン」をつくる』
(藤山浩・著/農文協)

 親類が過疎の村に住んでいる者にとっては、他人事ではない本です。なんとかしなきゃと思いつつも、どうしていいかわからないと不安や絶望だけを抱えている人も大勢いるでしょう。人口減少というと、行政の問題と考えがちですが、経済・介護をはじめ、地域住民が日々かかわっていることと無関係ではありません。本書を読むことで、ただ憂えるのではなく、長期的な戦略をもって、地域社会にかかわっていく人が増えることを望みます。

 

 気になる一冊はありましたか? 今年も様々なジャンルの選りすぐりの書籍を紹介いたしますので、お楽しみに! まだまだ寒い日が続きますので、皆様ご自愛くださいね !

※情報は2019.1.18時点のものです

この記事もおすすめ