【上田あい子】今月はピンクリボン月間「ウィッグリング」活動でがんと闘う勇気つなぐ

10月はピンクリボン月間ですね。

 

ピンクリボン運動とは、乳がんの早期発見、早期診断、早期治療の大切さを伝える活動です。生涯で乳がんを患う日本人女性は14人に1人といわれており、年々、若年化と増加傾向にあります。

 

私は、2009年から「ウィッグリング」という女性のがん患者にウィッグ(かつら)を無償でレンタルする活動を行っています。対象は乳がん患者に限らず、全部位の女性がん患者です。

 

がん治療の副作用による脱毛は、女性にとって大きな精神的ダメージとなります。そこで、元患者から不要になったウィッグを提供してもらい、これから闘病する女性へ再提供することで、がんと闘う勇気をつなぎ、笑顔と希望を届けたいという思いで始めました。

ちょっとした思いやりや支えが笑顔や勇気に繋がることもあると信じてー。

ちょっとした行動が誰かの笑顔や勇気に繋がると信じてー。

私は8年前、脳に病気が見つかり、命は有限なんだという現実に直面しました(当たり前のことですが)。不安を抱えて床に伏せっていたころ、同じ病気の友人や医師から励まされました。漠然とですが、元気になったら社会全体で支え合えるコミュニティーをつくりたいと思い、これが病気を克服する原動力だったように感じます。

 

ウィッグリングではこれまで400人以上にウィッグを貸し出しました。不安そうな表情で試着に来た人が自分に似合うウィッグを着けて表情が明るくなり、「元気になって返しにきますね!」と笑顔で帰る様子には、こちらが元気をもらっています。

 

健康なときは、病気の予防や検診のことに無頓着になりがちですが、たまには自分の心と身体の声に耳を傾けてみませんか。自分らしく生きるために。

from西日本新聞「わたし活性化計画」面

※情報は2014.10.4時点のものです

上田 あい子

地元放送局にて11年勤務後、女性視点のPRマーケティング会社P&Cプランニング株式会社を立ち上げる。2010年には女性がん患者を支援するNPO法人ウィッグリング・ジャパンを設立。福岡県医師会広報委員。西南学院大出身。

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