陽気な春におススメの一冊

 気温もグッと上がってきて、すっかり春らしくなってきましたね。
 木陰に座って、心地良い風を浴びながら読書とか…良いですね。
 ポカポカ陽気のこの季節におススメの本を紹介します。

『災害と生きる日本人』 (中西進、磯田道史・著/潮出版社)

 タイトルにある「災害」だけではなく、文学と歴史学、ふたりの碩学(せきがく)が古今東西の事象を取り上げながら語り合う対談だけに、スラスラと読める本ではありません。丁寧に付けられている脚注で知らないことを確認しながらじっくりと味わい、著者のお二人と一緒にしっかりと考える、そのような読み方が適している本です。読み終わったときには、「頭を使った」という心地の良い知的な疲労感を味わうことができます。

 

『心底惚れた』 (樹木希林・著/中央公論新社)

 昨年亡くなった女優の樹木希林さん、若き日の対談集です。相手は俳優の渥美清、詩人の草野新平、社会主義者の荒畑寒村ら、ほとんどが自分より年長で、一癖も二癖もある男性たち。だからといって、おべっかを使ったり、甘えた素振りを見せたりすることは一切ありません。むしろ逆。女性関係から胸毛の話までグイグイ切り込んで、相手の本音と魅力を引き出していきます。気取らず飾らず、自分の気持ちに素直な姿が本当にかっこいい!

 

『つい気にしすぎる自分から抜け出す本』 (原裕輝・著/青春出版社)

 私は基本的にネガティブで、くよくよと考えてしまうタイプでした。でも最近では逃げる方法、自分を甘やかす方法を覚え、あまり他人のことが気にならないようになってきました。自分を守れるのは結局自分だけ。知らないうちに自己嫌悪や自己否定を抱え生きづらさを感じているのであれば、なんとかして自分を救ってあげましょう。本書は、そのコツやヒントを教えてくれる、ふんわりと心が軽くなるような本です。「心のクセ」を変えましょう!

 

『地域おこし協力隊 10年の挑戦』 (椎川忍、小田切徳美、佐藤啓太郎ほか・著/農文協)

 いま20代や30代で地方移住する人が増えています。漠然と田舎暮らしに憧れるのではなく、移住した先で、自分らしい生き方を手に入れている人たちがたくさんいるのです。移住というと不安や心配もあるでしょうが、今は「地域おこし協力隊」といって、3年間仕事と生活を保証してくれる制度もあるのです。その制度を活用して地域社会に貢献しつつ、自分の幸せを見つけた若者たちのレポートです。

 

『世界でいちばんやさしい 教養の教科書』 (児玉克順・著、fancomi・絵/学研プラス)

 この本を読んで、自分の無知に驚きました。あなたは江戸時代の身分制度について、説明できるでしょうか。「士農工商だろう」と思っている人は要注意です。それは古い常識で、現在の研究では「そのような身分の序列は実は存在しなかった」と考えられているのです。こうした最新の知見をもとに、現代人として身につけておきたい教養をコンパクト、かつ、分かりやすく解説してくれる1冊です。

 

『男 山根「無冠の帝王」半生記』 (山根明・著/双葉社)

 度肝を抜かれました。やはりただ者ではありませんでした!  昨年の日本ボクシング連盟の騒動以来、そのアウトローな風貌と言動で注目を集めている山根明氏の自叙伝です。まず、天皇陛下から海外マフィアまで、登場する人物がすごい。さらに試合中に銃撃される、少年時代に2度にわたって韓国から日本に密入国するなど、驚愕のエピソードも続出します。こんな人生があるのかと、読了後もしばらくドキドキがおさまりませんでした。

 

『冷凍つくおき』 (nozomi・著/光文社)

 余らせてしまった食材、作り過ぎたおかずを冷凍しても結局食べずに捨ててしまうこともしばしば。この本を読んでその理由が分かりました。ラップを冷凍保存に使用するときはポリ塩化ビニリデンという素材のものを選ぶ、常温で解凍しないなど、おいしく冷凍・解凍するにも工夫がいるんです! 作り置き初心者さんは、カット野菜の冷凍作り置きから始めてみてはいかがでしょうか。

 

『こりの原因は手首にあった 肩こりはもまずに治せる!』 (清水賢二・著/講談社)

 特にデスクワークの多い人間にとって、肩こりは本当にツラいもの。筆者も岩石がのっているかのような肩こりに悩まされ、何年も整体に湯水のごとくお金を使ってきました。それが手首をケアするだけで改善されるなんて! 手首アーチ崩れをチェックしてみると案の定崩れ切っていたため、半信半疑で体操を始めてみたところ、いつもよりPC作業がはかどったような気が。同じように肩こりに悩んでいる人にオススメです。

 

『すべてを手に入れた女には3つの顔がある』 (小田切ヒロ・著/小学館)

 「どんな美女でも一つの顔だけでは3日で飽きる、見た目に限らず三つの顔があれば虜にできる」というのが本書のテーマ。メークはファッションに比べるとどうしても「ラクで無難なやり方」に落ち着きがちなため、与えたい印象に応じてそれぞれパーツを強調するというのは目からウロコでした。「今日は少女顔でいこう」、「明日は母性顔で」と、毎日のメークの時間が楽しくなりそうです。

 

『あなたが太っているのは、栄養不足のせい 慈恵医大病院栄養士の正しくヤセる食べ方』 (濱裕宣、赤石定典・監修/マガジンハウス)

 豚肉を食べるとき、ゆでるのがいちばんダイエットに良い! と思っていましたが、違いました。ヤセるために気にすべきはカロリーではなく、「栄養素」。しかも相乗効果が重要なんです。とにかくいろいろなものを食べて効率よく栄養を取り入れること。そうすればヤセるサイクルにうまく乗っかることができるかもしれません。大麦パワーにも目からウロコで、すぐ買いに走ったほど。その理由を知りたければ、ぜひ手に取ってみて!

※情報は2019.4.12時点のものです

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