田植え終了~まちなかでの稲作楽じゃニャイ~【サ日記】

 きのう6月16日(日)父の日。このところ毎回この日がうちの田植えだ。今年もそうだった。

 雨がすごく少なくて心配したが、前日から早朝まで少し降って、なんとか水が足りた感じだ。

 これが稲の苗を植える前の様子だ。水が多すぎてもダメだし、少なすぎてもいけない。難しいらしいぞ。水加減は。

 このあたりで田んぼを作ってるのは、うち含めて3軒になってしまった。昔は、田んぼか畑だけだったのに。おれが生まれるはるか前の話だ。

 最近は、田んぼに水路から水が流れ込む音が苦情のタネにもなるらしい。田んぼに居るカエルの鳴き声がうるさいとかニャ。難しい時代になったもんですニャ。

 トレイに入ってるのが苗床(なえどこ)だが、うちも以前は自分でここまで育ててたという。今は、農協から買ってるぞ。

 今年は、大分で働いてるTが仕事で帰ってこれんというので、おれが猫の手を貸してやろう、と手ぐすね引いておった。上は、テレビを見ながら、出番を待つおれの姿だ。

 ところが、連中は、そんなやる気満々のおれを置き去りにして、勝手に出かけて行ってしまった。田植えといっても、今や田植え機を持ってないので、ご近所の専業農家の”達人”に、苗を渡して植えるだけだ。それなら、おれでも出来たのに。

 あと、四隅とか機械で植えられない所とか、どうしても出来る「植え残し」を手で植える「植え接ぎ」という作業がある。おれは、苗をくわえて、泥の中に入る覚悟を固めていたが、無視された。

 小さくてわかりにくい写真だが、あめんぼだ。今の子どもは見たことない人が多いだろう。マヌケなことに、このあと油断して用水路に流されていったらしいぞ。まあ、泳ぎというか水上を滑るのが得意だから、生きながらえてるだろうが。

 おれの出番無いまま、田植え終了。

 家でふてくされて寝ていた。

 犬のやつは、こうやって見に来てるというのに。おれは、蚊帳の外。

 半日もひとりでほったらかしにされ、生えさも与えられない。仕返しに部屋のあちこちにおしっこをかけてやった。浴室のマットにもスプレーしてやった。

 あきれられたが、おれのやる気をムダにした報いだ。

 ここまで放っておかれたら、ふて寝するしかニャイ。無言の抗議だ。

 最近、ほんと外に出てない。

 近所のしろさんは、自由奔放、いつも悠々とあちこちを闊歩している。

 うちのえさもしっかり食べて、まるまる肥えている。

 おれがふて寝を終えたら、早朝からの田植えで疲れ、昼寝してたCも起き上った。午前中おれを一人で放置したぶん、甘えさせろ。

 完全に機嫌が直ったわけではないが、おしっこもしてストレス解消したからニャ。再び眠くなってきたので、休むとするわ。

※情報は2019.6.17時点のものです

サニ

 出身地不明。年齢8歳くらい。オス(去勢済み)。雑種。グレーっぽい縞模様。3年ほど前に、福岡市南区の飼い主の家に上がり込んで、飼い猫に。それまでは近くの公園住まい。生意気な猫には攻撃的だが、人には甘えん坊で勉強や仕事をしていると、必ずすり寄ってきてジャマする。かつお節が大好き。ダミ声。すきあらば家からの脱出を図る。

「サ日記」のタイトルは、紀貫之の「土佐日記」のパクり。名前と同じ32歳まで生きる予定。

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