残暑でも、9月は読書の秋!

 まだまだ暑い日が続いていますね!
 暦の上では、読書の秋なので、冷房の効いた部屋で読書なんかいかがでしょう?

「最良の逝(い)き方  特別養護老人ホームで見た生死の決断」
(小村一左美・著/潮出版社) 

 「終活」が流行っているように、近ごろでは「死」にまつわる話題が多くなっています。こうした世の中で、「死」は自然に訪れるのを待つものではなくなりました。さまざまな準備をし、医療面でもいろいろな選択をしながら、意志を持って迎えるものになったようです。では、どのように死を迎えればよいか。本書では、医療や福祉の現場で長く経験を積んできた著者が、多くの事例を紹介しながら考えるヒントを与えてくれます。

 

「気にしすぎる自分がラクになる本」
(長沼睦雄・著/青春出版社)

 ささいなことをクヨクヨと思い悩むのは、性格だから仕方がないと思っていませんか? 実は違うんです! しかもクヨクヨ体質は、約5人に1人の割合で存在するとか。本書では、気にしすぎるのは決して悪いことではなくて、むしろ長所であると教えてくれます。その長所を良い方向へ生かすためにはどうしたらいいのか…その実践方法も分かります。ネガティブになりがちで生きづらさを感じているのなら、ぜひ手に取ってみてください。

 

 

「精神科医が教える 親のトリセツ」 
(保坂隆・著/中央公論新社)

 皆さんは両親との関係はうまくいっていますか? 本書は精神科医である著者が、高齢の親との上手な付き合い方やコミュニケーション方法を教えてくれる一冊。読みながら私自身、高齢者=弱者という固定観念にはめ込んで、知らず知らずのうちに親のプライドを傷つけていたかも…と、ちょっぴり反省しました。具体的なアドバイスが豊富なので、いま親子関係に悩んでいる人の「支え」のような存在になってくれるはずです。

 

「上級国民/下級国民」
(橘玲・著/小学館)

 「団塊の世代の既得権益を守るために若年層の雇用が奪われている」「男性は(富を)持てる=モテるからこそ、持てない(モテない)男が≪下級国民≫という被害者意識を持つ」など、「タブー」すれすれの論が展開される本書。だからこそ、受ける衝撃は計り知れません。そういえば、以前私の働いていた職場で社長が「今の若いモンは、優秀なヤツでも未来への不安を口にする」と嘆いていましたが、それも本書を読んで納得できました。

 

 

 「力尽きレシピ」
(犬飼つな・著/光文社) 

 疲れ果てて、料理なんて作る体力はもう残ってない! というような日がありますよね。けれど、考えてみたら、そういうときこそ、食欲を増進させてくれたり、体力を回復させてくれたり、気持ちを上向きにさせてくれるような料理を食べたいものです。この本はそういう人に向けた簡単レシピ集。毎日同じ缶詰やレトルト食品ばかりで飽きたという人、見た目より味重視で手早く作れるレパートリーを増やしたい人におすすめです。

 

「イチからつくる ワタの糸と布」
(大石尚子・著/農文協)

 この絵本は、2人の女の子がおばあちゃんを訪ねたことをきっかけに「イチから糸と布をつくる」ことにチャレンジする話です。しかも、原料となるワタもタネから育てます。それと同じことが読者も再現できるように詳しく解説されていることが特徴です。機織りの道具まで手作りするのです。これを読んだら、きっと子どもも大人もやってみたくなるはずです。その過程でさまざまな学びがあり、世の中のいろいろな面も見えてきます。

 

 

「14歳からの政治入門」
(池上彰・著/マガジンハウス)

 普段は一人前の大人のように振る舞っているけれど、実は政治にうとい私。これではイカンと思い、14歳からやり直すつもりでタピオカミルクティー片手にこっそり読んでみました。内容は、さすが池上彰氏。日本と世界の政治の歴史から現代の問題点、選挙のしくみまで、とにかく分かりやすい。ニュースでは理解できなかったTPPのこともスルスルと頭に入ってきました。最後に必ず何粒か残るタピオカとは比較にならないスッキリ感です!

 

「宇宙兄弟 今いる仲間でうまくいく チームの話」
(長尾彰・著/学研プラス)

 職場で人間関係の悩みはつきもの。特に、自分が上の立場になると、チームのみんなが思うように動いてくれないといった不満を持ったり、自分の指導力のなさを嘆いたりしがちです。それは自分のスタイルに合わないリーダー像を演じようとしているせいで、うまくいかないのかもしれません。この本は、マンガ「宇宙兄弟」を例にしながら、今いる仲間でうまくやるチーム作りの方法を教えてくれます。

 

「44歳少女漫画家がヤフー縁結びで婚活してお嫁に行きました!
(イシダリエ・著/双葉社)

 結婚に興味のない私ですが、共感するところが多く最後まで楽しく読めました。独身のほうが自由気ままでいいと思う一方、著者の「結婚してホントに良かった」という一言に、結婚っていいものなのかな、とほっこりし、幸せをお裾分けしてもらったような気分になります。リアルにしてもネットにしても婚活に疲れている人、婚活に一歩踏み出せない人にぜひ読んでもらいたい作品です。

 

「ウニヒピリのおしゃべり ほんとうの自分を生きるってどんなこと?」
(吉本ばなな、平良アイリーン・著/講談社)

 本来の自分に戻る方法を、対談形式で楽しく分かりやすく説いてくれる一冊。ホ・オポノポノ、ウニヒピリ、クリーニングなどなじみのない言葉が登場しますが、冒頭のばななさんの小説がハードルを下げてくれるし、2人の体験談が出てくるので、専門的な用語が分からなくても自分事として読めます。印象に残った言葉は「今は“素直に個々の困難に向かっていくべき時代”」。自分らしさに迷ったら読み返す、そんな本になりそうです。

 

 さて、今回のラインナップはいかがでしたでしょうか?
 お気に入りの一冊が見つかっているとうれしいです。
 次回は、10月の配信になりますので、きっと涼しくなっていることでしょう!

※情報は2019.9.12時点のものです

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