聖なるフランキンセンス~緑のアロマ部屋vol.18

こんにちは。看護師・アロマセラピスト 緑です。

 

気がつけば、あちらこちらでイルミネーションが点灯され、冬の到来を感じます。

 

病院でも、クリスマスツリーの準備中です。
20年?ほど前に、アメリカで購入された立派なツリー。
昨年寄付していただいたもので、みんなの心を温かくしてくれています。


さて、精油の中で「クリスマスの香り」と言えば、フランキンセンスだと思います。

 

キリストの誕生の際、東方の三賢人が神の子への贈り物として、黄金・乳香(フランキンセンス)・没薬(ミルラ)を捧げました。

今日はそんな聖なるオイル、フランキンセンスをご紹介しましょう。


オリバナムとも呼ばれ、古いフランス語で『ほんとうの薫香』を意味します。
和名は「乳香」と言い、樹木を傷つけた際に出る、ミルク色の樹脂から精油が抽出されます。

 

フランキンセンスは精油が精製される以前、古代から薫香として利用されてきました。

古代エジプトでは、神に捧げる香りとして神殿などで、乳香や没薬などが用いられ、貴重な香りでした。

今でも、教会などで宗教儀式の際に、使われることがあるそうです。

フランキンセンス

フランキンセンス

フランキンセンスの香りを表現するのは、少し難しく感じます。
ウッディで、すっとする香りの中に、ほのかにスパイシーさとレモンも感じさせる…そんな印象。

 

神経性の緊張や衰弱から解放し、呼吸を楽にする働きがあります。

呼吸器症状・風邪などでお困りの時に、芳香浴やマッサージオイルを試してみてはいかがでしょう。

心を安らかに鎮めてくれるので、瞑想やヨガの時にもおすすめです。


また、スキンケアにすこぶる良いのです!

 

数年前、『美魔女』を紹介するテレビ番組がありました。
その中で、ある美魔女が、フランキンセンスのマッサージで20歳くらい若返った!と紹介されたところ…

アロマを試したことがない人までも精油を買い求め、あちこちのメーカーで一時品切れとなったのです!

いくつになってもこんな肌でいたいですね。

いくつになってもこんな肌でいたいですね。

「乾燥から肌を守り、ハリ感を与え、キメが整う」と言われているフランキンセンス。

古来より「若返りの精油」とされ、エジプト人は、パックを作り、しわとりをしていたそうです。

 

老化した肌の強壮や収れん作用、皮脂のバランスを整えたり、炎症を抑え、しわを伸ばすのに効果的。

某ニー〇ズヤードの、エイジングケアの化粧品には、フランキンセンスが配合されています。

 

ホホバオイルなどの植物油に、1%濃度以下で希釈したマッサージオイル、クリームなどでお肌をゆっくり労わってみませんか?

いつまでも瑞々しいお肌で!

いつまでも瑞々しいお肌で!

実は、フランキンセンスは、私にとって1番大事な精油なのです。

 

アロマセラピーを学び始めた頃、どの精油も香りが濃厚で苦手と感じました。
そんな時、フランキンセンスを嗅いだ瞬間に、なぜか「これだ!」と思ったのです。
すっと染み渡るようなこの香りに包まれていたい気がして、手放さずにずっと嗅ぎ続ける怪しい私。。

 

それに気づいていたかわかりませんが、当時の先生が、
「フランキンセンスはグラウディングのオイル。自信を取り戻してくれたり、パニック状態の時、対応してくれる」と教えてくれたのです。

 

「まさに今の自分に必要な香りだ」
そう実感しました。

当時、大学病院の看護師として勤務していたのですが、急な部署異動があり、新たな環境や仕事になじめずにいました。

 

常に緊張し、眠りも浅く、1日働いてやっと終わったー!と思ったら…なんと働いてる夢で、これから仕事というそんな日々。。

 

挨拶すらぎこちなく、笑えていないような、そんな自分が嫌になっていた時。

この香りは私の中に深く入り、呼吸を楽にさせてくれました。
自分で大きくしていた不安から解放された気がしました。

 

その日から、フランキンセンスは私のお守りアロマなのです。

海底の中で光る太陽の日差しのように不安を和らげてくれる大切なお守りです。

海底の中で光る太陽の日差しのように不安を和らげてくれる大切なお守りです。

あの頃の私を支えてくれたのは、励ましたり、見守ってくれた人たちとフランキンセンスの香り。

 

努力で人は環境に適応していけるもの。

 

いつの間にか、フランキンセンスの瓶に手を伸ばさなくなっていました。
徐々に必要でなくなったからだと思います。

 

それでも、ふいに嗅ぎたくなるこのオイル(笑)

 

師走目前、乾燥するこの季節。
フランキンセンスで、お肌や、心に潤いを!

【次回は12月12日更新予定です】

※情報は2014.11.28時点のものです

池田 緑

看護師・アロマセラピストとして活動中。
福岡市内 椎名マタニティクリニック 柳川市 清和会長田病院 を中心にメディカルアロマセラピーを行う。
岩田屋コミュニティカレッジ 「メディカルアロマセラピー講座」などで、自分自身も楽しみながらアロマの奥深さを伝えている。
池田さんのコラム連載はこちら⇒https://fanfunfukuoka.com/tag/salon_verte/

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