肌寒い季節 あなたに寄り添う一冊

 肌寒い季節になりました! 温かなドリンクと一緒に読書なんていかがでしょうか?
 ネットで話題の一冊から、歴史もの、生活の知恵など…
 今回も多種多様な本をセレクトしました!

『「マニュアル」をナメるな!』(中田亨・著/光文社)
 この本を読んでハッキリしました! 私が仕事でミスを連発しているのは、私じゃなくてマニュアルが悪いんだと。そう確信させてくれるくらい、本当の意味で役に立つマニュアルの書き方を教えてくれる本なのです。特に「やる気を出させるよう工夫する」「『〇〇に注意せよ』は禁句」あたりはコピーして先輩方に配りたいほどです! ついでに言わせていただくと、私に恋人ができないのも私じゃなくて世の中の恋愛マニュ…(以下略)

「夫のトリセツ」(黒川伊保子・著/講談社)
 「おわりに」にある「世界中の夫が妻トリを読めばいいのでは、と、思っていたので『夫のトリセツ』は当初はまったく書くつもりがなかった」という著者の言葉に思わず「そうですよね」と笑ってしまいました。女を翻弄(ほんろう)しているのは、女自身の脳という点には目から鱗(うろこ)でした。自分の心を穏やかにするために、縁あって巡り会ったパートナーをあきらめないために、読んでおいて損はない一冊です。

「週末、死にたくなるあなたへ。」(蝶々・著/双葉社)
 日常の中でフッとよぎる「今の生活に満足できない」「私、何やってんだろう?」というむなしさ。それは大人の女性の「持病」のように思えます。そんな繊細な女性たちに寄り添い、「この現代で、今をなんとか頑張って生きている、それだけであなたはすごい!」と、生きづらさを払拭してくれるのが本書。心身ともに落ち込んだ自分をケアする方法から大事な家族の作り方まで、著者のパワフル&シンプルなメッセージに癒やされます。

 

「子どもに勉強は教えるな」(柳沢幸雄・著/中央公論新社)
 もし子どもができたら、後悔する前に絶対読んでおいてください! 子どもの学ぶ力を付けるためには、「勉強しなさい」と言う代わりに、子どもの話を聞いてあげる、それだけで効果絶大だと教えてくれます。なぜかは自分の子どもの頃を思い出したら分かるはず。開成中学・高校の校長先生による明解な教育論は、大人にもためになる内容ばかりで、一生成長できる希望をもらえます。子どもを持つ親だけでなく、全ての人におすすめの一冊です。

「何歳からでも美肌になれる!奇跡の62歳!美的GRAND編集長 ”逆転の”美肌術」
(天野佳代子・著/小学館)
 ほんの少し習慣を変えるだけで、肌が見違えるように変わるんだ、とこの本を読んで感動を覚えました。朝の洗顔に「酵素パウダー」はぜひ取り入れてみたい。「奇跡は誰にでも起こせる」という天野さんの言葉に最初は半信半疑でしたが、読み終えて、日々のスキンケアを見直せば、私も美肌になれるかもと思いました。いくつになってもきれいでいたいもの。「天野メソッド」をできる範囲で少しずつ実践していきたいです。

 

 

「キーワードで読む三国志」(井波律子・著/潮出版社)
 三国志の作品世界をキーワード別にコンパクトにまとめた一冊。興味はあるけれど、あの長さにビビッて手が出せないという方におすすめです。私も三国志と聞くと、漫画「海月姫」に登場する三国志オタ女“まやや”を思い浮かべる程度だったのですが、本書を読んでグンと興味がわいてきました。イケメンから泣き虫まで個性豊かな武将たち。そして彼らが織りなす熱い人間ドラマ。このままズブズブと三国志沼にハマっていきそうです。

「くらべてみると面白いほどよくわかる! 【図解】古事記と日本書紀」
(ちはやぶる記紀神話研究会・編/学研プラス)
 先の即位礼正殿の儀は、ことのほか、海外での評判が良かったそうです。世界有数の先進都市である東京の真ん中で、あのような伝統的な儀式がとり行われていることに驚嘆の念を抱いた人が多かったというのがその理由です。では、当の日本人は、自分たちの国や天皇のルーツを知っているでしょうか。この本は、日本の神話や歴史の原点である古事記と日本書紀をコンパクトに学べ、世界の神話とも比較できて便利です。

 

「元・日本テレビ敏腕プロデューサーが明かす 勝つために9割捨てる仕事術」
(村上和彦・著/青春出版社)
 フジテレビの「笑っていいとも!」が長い歴史に幕を下ろしたとき、国民的番組が終わったというような扱いで、しばらく騒がれました。「いいとも」を終わらせたのは、日本テレビの「ヒルナンデス!」です。そのプロデューサーをしていた著者が一般のビジネスマンに応用できるように、ライバル企業に勝つ方法について、解説してくれたのがこの本です。とても参考になる上に、テレビ業界の内幕も知れてしまいます。

「囲炉裏と薪火暮らしの本」(大内正伸・著/農文協)
 囲炉裏(いろり)がどんな物か、知らないことばかりだということがこの本を眺めることでとてもよく分かりました。冬に暖を取る道具という姿は、囲炉裏のごくごく一部に過ぎないのです。コンロやオーブンのように沸かす、煮る、焼く役割を果たすのはもちろん、防湿に役立ち、立ち上る煙には防虫、防腐の効果があるのだそうです。丁寧に描かれたカラーのイラストが「囲炉裏の事典」としてのこの本の価値を高めています。 

 

 今月も至極の9冊を紹介しました!
 気になる一冊はありましたか?
 来月も12月にピッタリな本をお届けしますので、お楽しみに!

※情報は2019.11.13時点のものです

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