人生あるある!ど~んと凹んだら、「あな」掘ろう!〜NAI・NAI起業のなまはげみきvol.46

 

♪NAI-NAI-NAIお金ない、NAI-NAI-NAI 場所もない、NAI-NAI-NAI でもとまらない~.

お金も人脈も知識もなく起業した太刀山美樹です。

 

無謀にも、ぶどう畑にプールをつくろうとしていた私ですが、

さらに無謀な目的で、ひたすらぶどう畑を掘っていた事があります。

※コラムvol.3「家にプールをつくっちゃう」→https://fanfunfukuoka.com/family/5584/

 

ブラジルにいる従兄弟のルイザちゃんの家に遊びに行きたくて

「あな」を掘っていた事があるのです。

穴を掘ればルイザちゃんに会えるはず!

穴を掘ればルイザちゃんに会えるはず!

日本から見て地球の裏側にサンパウロがあると知り、

小学2年生ごろ、ひたすら穴を掘っていきました。 

縦にまっすぐ、グイグイ掘っていきたかったのですが、

小学生には、そこまで深い穴はなかなか掘れませんでした。

 

そして、幼かった私には、ひとつの懸念がありました。

「これから先は、さらにデインジャラス(危険な)な作業になるばい」

こりゃ大変ばい。

こりゃ大変ばい。

なぜなら、本を読んで知っていたのです。

地球は中心に行くほど温度が上がり、

「いつしかマグマに突き当たるぞ…その時、どう対応したらいいか?!」

 

そのころ、実家の果樹園では農繁期に、手伝いに来ていただく方々がいて

手伝いのみなさんに、休憩用のお茶やお菓子を作って、お出しする手伝いをしていました

 

おばあちゃんがよく、どら焼きなどを作るのに

小豆を炊いて、あんこへと煮立てていました。

焦げ付かないように、ゆっくりゆっくり、鍋をかき混ぜて練ります。

 

私は、このしゃもじで、かき混ぜる手伝いをしていました。

「気をつけてせんと、危なかけんね(危ないからね)」

 

ネットリとしていくあんこを練りながら、ふと気がつきました。

ああ~わかった~~!?

 

<あんことマグマ>

こりゃ~似とるっちゃない(似ているのでは)!?

マグマ

マグマ

重くて!熱くて!(甘くはないが…)

もし、これがカラダに触れたら、やっぱり危なか~~!!

 

よ~し!!いつ噴き出してくるか、(わからんから)地面の熱さを確認しながら掘っていくばい

もし…、あんこのようなマグマが噴き出てきたら

 

よ~し!これで防御するけん!!

 

そうです、小学生の私は

あんこを練りながら、まだ見た事がないマグマの対応策もしっかり練っていました。

熟慮の末、思いついた、防御の道具は、お父さんのコウモリ傘。

これこれ、この傘さえあれば!

これこれ、この傘さえあれば!

…おいおい、マグマの熱は耐え切れんやろ?…

冷静な大人の声が聞こえてきそうですが、私にしたら最大の防御策。

 

だって、うちで一番丈夫そうな傘でした。

私は、「これでイケる!!」と思ったのでした。

幼い子どもの幼い考えです。

 

危険回避のイメージトレーニングは、バッチリできていました。

 …まぁ幸い、マグマと遭遇する事は…笑

 

人生って、時にど~んと凹むことがあります。

誰にでもある話です。

その事態を乗り越えようと、行動もおこしていきますが

その前にじっと物事を掘りさげ、ぼんやりと考えておきたいときがあると思います。

 

谷川俊太郎さんが書かれた作品に「あな」という絵本があります。

http://www.ehonnavi.net/ehon/147/あな/

 

あな     谷川俊太郎 作 / 和田誠 画  こどものとも傑作集 864円

 

「にちようびの あさ、なにも することがなかったので、 ひろしは あなを ほりはじめた。」

 

なんだか、このなにげない、きっかけも、こういうことあるな〜とわかります。

そこへ、みんながきて、それぞれ話しかけますが、ひろしは掘り続けます。

どんどん掘ります。

どんどん掘ります。

そして…
 

おとうさんが きた。「あせるなよ、あせっちゃ だめだ」

ひろしは こたえた。「まあね」そうして あなを ほりつづけた。

 

ひろしは、深くなったあなに座り込み、空をみあげます。
そこへ、みんながきて、それぞれ話しかけますが、ひろしは座ったままです。

そして… 

 

おとうさんが きた。「なかなか いい あなが できたな」

ひろしは こたえた。「まあね」そうして あなに すわりつづけた。

 

見上げるときれいな空。いつもより高く感じる空。

ひろしは、あなからでて、暗くて深いあなをのぞきます。

 

「これは ぼくの あなだ」もういちど ひろしは おもった。

そうして ゆっくり あなを うめました。

 

おとうさんのセリフが絶妙です。

 

 ①あなを掘っている時「あせるなよ。あせっちゃダメだ」

 ②座っている時 「なかなか いいあなができたな」

 

この言葉をきっかけにして、ひろし君は、「これはぼくのあなだ」と納得して、自分であなを埋め、次の行動にすすんでいけるのです。

 

おとうさん、すごい!

 

落ち込んでいる人にどう声をかけるか

その人が、自分で考え、なにか納得して行動を起こしていけるように 

自らの意思で一歩踏み出せるように。

自らの意思で一歩踏み出せるように。

「あせっちゃだめだよ」

「いいのができたね」

 

一度、うけとめてもらいたい

自分がやっていることを認めてもらいたい

 

そんな気持ちは、誰しもあるもの

 

ただそれだけで、自分で自分の気持ちを消化していける。

それには少し時間がかかる時もあります。そのようなときに、そっと自分を見守ってくれる人がいるのは強いものです。

 

だからこそ、ひろし君は

深い「あな」を掘るのをやめて、空を見上げ、

自分で「これはぼくのあなだ…」と納得して

自分で埋めて、進み出すのだと…

見上げれば青い空!

見上げれば青い空!

この本は、実は息子の浪人中に読んだ本です。

悩んでいた時でした。

その落ち込む様子に、この絵本をふと思い出し、本棚から取り出したのでした。

 

私が読み終わると

 

「なんか…きた…」

 

これは子どもの頃にも読んだ本。

まさか18歳になった子に、絵本の読み聞かせをする。…昔はそんな事を、想像もしていませんでしたが、

子どもも年を重ね経験をつみ、なにかの状況になったときに、本にもう一度触れることで、あらためて、子どもの頃とは違う、新たな「言葉の持つ奥深さ」を知ることもあるんだ、と思いました。

 

本っておもしろいものです

 

みなさま、今週も、このコラムにお付き合いくださり本当にありがとうございます。読んだよ・・の方、♡ばポチッといただけるとうれしいです。

【火曜サスペンスMIKI劇場は、毎週火曜日午後10時更新です】

※情報は2015.1.27時点のものです

なまはげみき 太刀山美樹

福岡県筑後市出身。23歳で結婚出産。地域のママサークルが口コミで広がり、その後「きみ、おもろいね」とNHK福岡や、学校講師に、街角でスカウトされ経験を積む。2006年MIKIファニットを起業。

「どうせ無理と諦めてる子いねえ~が!」

と喝をいれる<幼児教育界のなまはげ>としても活動中。

好きな言葉「来た球は打つ」

MIKIファニット  http://www.mikifunnit.com

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