
【上田あい子】自由に舞うチョウになれ 女性の活躍進むよう 枠にはまらず積極的に
安倍政権の成長戦略の中核として、「女性の活躍推進」が掲げられていることは、私たち女性にとって励みになることではありますが、実際の就業環境はまだ追いついていないのが現状ではないでしょうか。まずは、多様な働き方を推進できるような社会のインフラ整備や企業の受け皿作り。そして女性の意識改革も課題かと思います。
私の母校である西南学院大学では昨年12月、初の女性学長が誕生しました。先日、初の女性学長となったK・J・シャフナーさんの講話を聞く機会がありました。日本の女性を見ていると、社会の枠にはまっているイメージと遠慮がちなイメージがあるとのこと。もっと積極的にリーダーシップをとってもいいのではないか、と感じられているようでした。
その中でも「おにぎりではなくチョウになりましょう」という言葉が印象的でした。画一化されたもの(固められた三角形のおにぎり)ではなく、さなぎから変身して羽ばたくきれいなチョウのように、自由に空を舞う存在になりましょうというメッセージだそうです。
大変ユニークな表現ですが、これは女性に限らず、誰にでも通じること。常に変化を楽しみ、進化し続けるのは魅力的な生き方ですね。変化を楽しんでいくうちに成長していくのだと思います。
この紙面のタイトルである「わたし活性化」というテーマも同じだと感じています。自分の中にある可能性を活性化することが、社会を、そして未来を活性化していくような気がします。
女性の社会進出の一つのロールモデルとして、私は私なりの生き方を積極的に模索していきたいと思います。
from西日本新聞「わたし活性化計画」面
※情報は2015.1.31時点のものです

上田 あい子
地元放送局にて11年勤務後、女性視点のPRマーケティング会社P&Cプランニング株式会社を立ち上げる。2010年には女性がん患者を支援するNPO法人ウィッグリング・ジャパンを設立。福岡県医師会広報委員。西南学院大出身。
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