驚異の番付「福岡県娘別品競」!!娘博士・大神常吉さんの執念がすごい!!

福岡で一番の別品娘は誰?

いまの時代ではちょっと考えられないような番付「福岡県娘別品競」が現在、福岡市博物館に展示されています。

番付表は、明治27(1894)年に発行。作者は、博多の「娘博士」こと大神常吉さん。大神さんは、福岡県下および大分県中津に住む15~20歳の若い女性約2万5000人の中から、容姿、裁縫、書画、茶華、芸事の腕前などを基準にして1300人を選び、番付表に名前を記しています。

大神常吉さん

大神常吉さん

2万5000人から1300人を1人で選ぶなんて、大神さん、只者ではないですね。

 

福岡市博物館学芸課の学芸員河口綾香さんによると、大神さんは果物を扱う商売をしていていろいろな家に出入りしていたそうです。当時は、文字通り「箱入り娘」が多く、その容姿や人柄などが他人に知られることはほとんどありませんでした。大神さんの驚異の番付は、その圧倒的な情報量と正確な見立てから、博多の商家が息子の縁談の参考にすることも少なくなかったそうです。

横綱はいないようですが、大関、関脇、小結、前頭…と、本格的な番付になっています。

大神さんは普段は酒もタバコもやらない真面目な人だったそうですが、若い女性のことになると、あらゆるところに足を運んで情報を集め、情報を集めるかたわら多くの縁談の橋渡しも行ったそうです。また、晩年には、若くして亡くなった女性たちの供養塔の建設に奔走するなど、1924(大正13)年に亡くなるまで若い女性のことを考え続けた幸せな一生を送ったそうです。

 

「福岡県娘別品競」の展示は、福岡市博物館で2月15日まで。観覧料:一般200円、高大生100円、中学生以下無料。

 

福岡市美術館・福岡アジア美術館・福岡市博物館の3館が「LOVE/愛」をテーマに、開催する初めての共同企画展「冬のおとなミュージアム LOVE/愛」の一つ。博物館では、「福岡県別品競」の展示のほか、福岡に生きた人々の暮らし、家族、仲間、ふるさとへの思いがこもった同館の収蔵品を展示した「愛のキセキ」と「しあわせのカタチ」がお楽しみいただけます。

※情報は2015.2.11時点のものです

福岡市博物館

住所福岡市早良区百道浜3丁目1-1
TEL092-845-5011
FAX092-845-5019
URLhttp://museum.city.fukuoka.jp/
その他

開館時間:9:30~17:30(入館は17:00まで)

月曜日休館(祝・休日は開館、翌日休館)

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