馬子にも衣裳!? 着物の魅力で「博多美人(自称)」に!〜NAI・NAI起業のなまはげみきvol.49

♪NAI-NAI-NAIお金ない、NAI-NAI-NAI 場所もない、NAI-NAI-NAI でもとまらない~.

お金も人脈も知識もなく起業した太刀山美樹です。

 

年を重ね、いつしか自分も親となり、日々の生活を送る中で、親からもらっている愛情は大きいなと、改めて感じる事があります。

 

私はかつて結婚で家を出るときに、両親から着物をひととおり(冠婚葬祭などのシーンに必要なものを)作ってもらっていました。その後、タンスの肥やしとなっていた着物たちを見るたびに、「もったいないな~」と罪悪感を感じていました。

 

そして、3年前に奮起し、短期間の着付け教室にもう一度通い始めた時、初めて自分が持っている着物を、ちゃんと全部見て見る機会となりました。(恥ずかしながら、何の着物を持っているのかさえわかってなかったのです)

 

その中に「これはいいものだから」と母にもらった大島紬もありました。当然、価値などわからず、色だけ見て「渋い…。自分には似合わない」とずっと思っていました。引き出しを開けると目が合った気がして「薄いから、着付け教室で練習しやすいかな?」と羽織ってみると、なかなかいい感じ。そして軽い。暖かい。

渋すぎると思っていた大島紬

渋すぎると思っていた大島紬

「日本人でよかった。着物っていいものは長く着れるんだな」と改めて思いました。 

 

ニューヨークタイムスでも、「服の洋風化と長引く経済不況のために日本の着物文化の継承が危機に陥っている」2015年2月9日 http://www.nytimes.com/2015/02/10/world/old-ways-prove-hard-to-shed-even-as-crisis-hits-kimono-trade.html?emc=eta1&_r=0

が出ていると友人が教えてくれました。

 

その次に私が着物の魅力に触れたのは、昨年5月にヒルトン福岡シーホークで開かれた2014年第8回女性若者活躍推進フォーラムの時のことです。

 

安倍総理はじめ稲田朋美再チャレンジ担当大臣も参加されたこのフォーラム。

小川知事のスピーチのあとには、プレゼンテーター5人が順番に話をしていきました。 

 

福岡女子大学の梶山千里学長、慶応義塾大学の樋口美雄教授、ふくや川原正孝社長、ビスネットの久留百合子社長…そんな素晴らしい方々の後、

まさかの5人目に、女性目線の起業例として、私が話をさせていただくことになったのでした。会場内も私の話ではもの足りないかな…。ならば…。   

 

安部総理に、直接たずねてみました。

「ところで、総理!私みたいな女性をどう思いますか?」

 

なぜそんな事を聞いたか、安部総理のお返事は こちらに⇒https://fanfunfukuoka.com/column/8798/

 

その時の私は、着物姿で博多織の帯をしめていきました。(着付けはプロにお願いして)

なぜ着物で行ったのか?

その理由は、正式な場で失礼ないように思ったのはもちろんですが、

「子どもたちにはグローバルに活躍してもらいたいと思っています。そのためには、地元のよさを知ってもらいたく博多織の帯を締めてきました」とお話しました。

 

このような正式な場でも背筋がすっと伸びる「着物はいいなあ」と何度も思う機会はあり、「やっぱり着てみたい」という思いは募るのですが、着ることはなかなかありません。なぜなら、少し間が空くと忘れてしまうのです。私は今まで3回、短期の着付け教室に通っていますが、ちょっと着ないと、すぐ着方を忘れてしまいます。

 

これではせっかくの着物も、タンスの肥やしになってしまうのです

 

そんな中、出会ったのは福岡市博多区で和奏美〜5分で美しく着れる着物〜を主宰されている井上智子さんでした。井上さんは着物で、今まさに世界に飛び出そうとしてらっしゃいます。(https://www.facebook.com/dresskimono?pnref=lhc

 ※「和奏美人をたくさんつくりたい 井上智子さん」→https://fanfunfukuoka.com/people/1573/

 

着物は着たいと思っても、(慣れていないので)着るのに時間がかかり、せっかく着付け教室で覚えても、「今日は時間がないから」と、ついつい着る回数が減ってしまっていました。私の悩みは少し間が空いてしまうと、いざ着ようとすると、何度覚えても、「あれ?何だっけ?」と手順も小道具の使い方も、きれいサッパリ忘れてしまうことでした。

 

ところが井上さんのアイデアの着物は、なんと洋服感覚ですぐ着ることができる!小物が少ないから海外でも出張先でも持っていける!洗える!そのまま干せる!

 

それでいて、どんなに簡単でも、大事なことは、キレイかどうか!?だと思うのですが、それが…自分にぴったりサイズで作ってもらえるので、不器用な私でもキレイにきる事ができました!「これで慣れて、また他の着物も着ればいいのよ。」そんな暖かい言葉をかけてくださる井上さん、ありがとう!!あきらめかけていた着物の世界にまた行けます。

 

久々、自分で着る事ができたので、週末は嬉しくなって着物で福岡の街をすこし歩いてみました。(嬉しくなるとすぐ動く。ココロは子どもの私です。笑)着物だと、また街も少し違って見えました。

 

まずは博多座へ。着物で行くにはピッタリの場所です。

「KABUKI NIGHT Vol.9」のイベントが開催されていました。

 

出演者は市川染五郎、片岡孝太郎、市川右近、尾上松也、大谷廣太郎、中村米吉、中村隼人。7名によるトークショーでは人柄も見え隠れして、

染五郎作・演出のバレンタインショートストーリーでは、現代版と歌舞伎版との比較があり、歌舞伎になるとこのように表現され、「歌舞伎ってちょっと敷居が高い(これって着物と同じですね)」と思っていたのがガラッとイメージが変わりました。またまさかの、染五郎&松也によるラッスンゴレライには大笑いました。染五郎さん、きっかけをありがとうございます。これから歌舞伎も見に行きます!

 

※この染五郎主演の二月花形歌舞伎「伊達の十役」は、2月26日(木)まで上演中とのこと。(次の舞台はめんたいぴりり)http://ticket.pia.jp/pia/event.do?eventCd=1445197 

続いて、着物で向かったのは、アクロス福岡。「博多織ており作品展」が開催されていました。

 

作品を展示されてらした博多織デベロップメントカレッジの1期生、技能修士の瀧口涼子さんにお話をうかがいました。

 

「デザインからおこして実際に織っていくのは、私のやりがいです。2年間通った学校では、着物や帯の勉強だけでなく、(今まで日本文化に触れた事もない普通の人生を過ごしてきたので)能・お茶・お華など日本の伝統全般から学びました。奥が深いです。」

こんな方々が博多の街を守ってくれているとは?!

おお、ニューヨークタイムズ紙さん、このような方々が育っている博多の町は、心配におよばないですばい!!

 

博多織デベロップメントカレッジは、博多の文化を学び、伝統の技術を習得。その日々の学習を通じ、人間自らをも研鑽し、広く世界に飛躍できる人材を育成する学校です。 http://www.hakataoridc.or.jp/ この「博多ており展」は15日まででしたが卒業作品展が催されるそうです。

 

そして、着物で「太宰府」へ。今はまさに飛び梅の季節です。

言わずと知れたこちらの場所。改めて感じたのは、自称「博多美人」になるのには、すごくいい場所だということ。着物を着て、いろんなポーズでの写真を撮っていると、その気になってしまうのです。着物であるからこそ、おしとやかに、はんなり歩いていたはずの私。紅梅、白梅の下で撮り、そして牛車をみると、なぜか「うお〜っ」と引き回したくなる気持ちを押さえつつ、演歌のポスターのごとく写真撮影してきました。

着物はそして男衆にもよく似合う。「普段着に着物を」グループをつくっている福岡市在住のイーハイブの平井良明さんは、Facebookで流れていた言葉、

「世界中の民族で、自分で民族衣装を着れないのは日本人ぐらいだ」と見て、

確かに!と思ったのがきっかけで、着物を着るようになっていったそうです。 「自分は日本人。着物を晴れ着じゃなくて普段着としていこうと思った。」

いろんなとこに着物でいくと仕事を聞かれ、IT系と言うとびっくりされます。

いろんなとこに着物でいくと仕事を聞かれ、IT系と言うとびっくりされるそうです。

我が家の男衆代表、息子も、今年はひいおじいちゃんの着物で正月をすごしました。親バカは目を細めて見ています。やっぱり日本人に着物はよかね〜〜。 

早くに他界し、私も会った事がない、ひいおじいちゃんの着物が、時を越え今に生きています。

そしてそんな着物にまつわる話を、博多阪急での、私の1歳ベビーファニットクラスでしていると、受講生のひとりから聞いたお話は・・

 

「なんと、うちの87歳になる、ひいおばあちゃんの着物を、この子の1歳の「餅踏み」のお祝いの時に着せてみたんです。」

と、その写真を見せてもらいました。

87年前の1歳のときに着た着物が、こうしてひい孫に受け継いでいかれる。
まさに色あせない思い出でです。まわりの皆さんの感動もひとしおだったと思います。

 

「世代を超えて、やはりいいものはいい!」

写真からなんだか、ご家族全員の愛情も伝わってきます。

"2月9日で1歳に。原本一花(いちか)ちゃん。<br

帯はママの手つくりです。そろばんや、ペン、お金など将来の占い、選び取りではビールをゲットしました。

芯を強くする0歳児からのMIKIファニットの、乳幼児親子ファニットでは、特に季節の行事やわらべ歌なども大切にしています。

 

私は、海外の人と一緒に仕事をしていくであろう子どもたちだからこそ、 日本の遊びや行事、また着物の文化を引き継いでいってほしいと思っています。世代を越えてつながってきたもの。自分のふるさとに誇りを持って暮らして欲しいと思っています。

 

な〜んて、偉そうに子どもにだけ言っていく事なんてできません。だって、私自身がまだまだ知らない事だらけ。「学ぶ楽しさ」が、てんこもりで、この先も待っています。さあて、私もすこしずつ勉強していきます。やっぱり、この先も人生は楽しい。ふふふ…。

 

このコラムもあと3回で、1年を迎えます。(そんなに経つんだな…)楽しく毎週書いています。協力頂く方、読んでくださるみなさまに、本当に感謝しています。

 

見たよの方 ♡をぽちっといただけるとうれしいです。

【火曜サスペンスMIKI劇場は、毎週火曜日午後10時更新です】

※情報は2015.2.17時点のものです

なまはげみき 太刀山美樹

福岡県筑後市出身。23歳で結婚出産。地域のママサークルが口コミで広がり、その後「きみ、おもろいね」とNHK福岡や、学校講師に、街角でスカウトされ経験を積む。2006年MIKIファニットを起業。

「どうせ無理と諦めてる子いねえ~が!」

と喝をいれる<幼児教育界のなまはげ>としても活動中。

好きな言葉「来た球は打つ」

MIKIファニット  http://www.mikifunnit.com

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