お金にまつわる「罪悪感」とのつきあいかた

「楽しいはつくれる!」をテーマにお届けしているコラムですが、今日は障壁となりかねない、「罪悪感」についてとりあげてみたいと思います。

 

みなさんは、こんなふうに感じることはありませんか?

 

☆仕事を休むことに対して、周囲のひとたちに申し訳ない気がする

☆自分が愉しむためだけにお金をつかうことに遠慮がある

☆すっごくいいことが続くと「待て待て、こんな状態が続くわけがない..」と最悪のパターンを勝手にシミュレーション

 

…さてこれ、ぜんぶわたしがよく感じていた例。なかでも根深くもっていた「お金を使う罪悪感」についてお話したいと思います。

 

◆自分のためにお金を使えない病◆

わたしたちは、それとは知らぬあいだにいろんな病に罹患していることがあります。代表的なものでいえば、「ひとに迷惑かけたらいかん病」。ひと様に迷惑かけないように!と育てられたわたしたちは、それがいいバランスであればまとまりのある穏やかな社会ですが、いきすぎてしまうと「迷惑をかけたら申し訳ない」とひとりで過剰にがんばってその結果つぶれたり、少し誰かに迷惑をかけただけで自分を責めてしまう、というマイナスの方向にもいきがちです。または、それが裏返って少し迷惑をかけられたら鬼の首をとったかのように騒ぐひとになってしまう(話は多少ずれますが、電車のなかで泣く赤ちゃんとかベビーカーがどうのこうの言うひとってこの病にかかってると思う)…とかね。

 

と、そんなふうに自分では気づかぬうちにかかっているかもしれない病のひとつが、「自分のためにお金使えない病」。お金にまつわる罪悪感の、原因のひとつです。

 

わたしの場合、自分のためにお金を使うのがとても苦手でした(…いや、ほんとだってば)。それでも何か明確な理由があるときはいいんです。「仕事で必要なスーツだから」とか、「このセミナーは仕事に役立つから」とかであれば、まとまったお金を出すのもやぶさかではない。

 

けれど、たとえば「ただ単にこの絵が好きだから」とか、「このかわいいルームウェアを着たら、ただただ自分がハッピーだから」とかいうふわっとした理由じゃダメ。ぜんぜんお金を使えなかったんです。

 

◆あなたはいったい何の罪を犯したと思っているのか?◆

あるとき、これって何でなんだろう?と深堀りしてみたことがあります。何でちょこちょこお金は使うのに、まとまったお金を自分が好きなことだけに使うのにはこんなに抵抗感があるのだろう?と。

 

結果、わたしはどうも子どもの頃の母の姿に影響されていたようです。世のママンたちって多かれ少なかれそんなものかもしれませんが、うちの母は自分のことはいつも後回し。当時おそらく2,000円くらいのシャツを買うのにもずーっと迷っていた母の姿をいまでも鮮明に覚えています。

 

罪悪感を感じる、ということはつまり、無意識ではあっても「自分は何かしらの罪を犯している」と思っているわけです。わたしの場合はもしかしたら子どもの頃に見た母の姿から、「自分のためだけにお金を使うのは罪」というタブーができあがっていたのかもしれません。そんなことに気づいてから「いやいやいや、わたし、別に罪犯してなくない??」と思えるようになり、少しずつですが単純に自分の楽しみのためだけにお金を使えるようになりました。

お金を使うならここ!そう単純に思えるようになりました。

お金を使うならここ!そう単純に思えるようになりました。

みなさんも、もしかしたらそんな罪悪感を持っていることはありませんか?あるとしたら、それは適当なものでしょうか?

 

もし持っているとしたら、いま新たに「いやいやいや、別に、何の罪も犯してなくない?」と思えるようになれたら、いいですね。

 

きっとそれがまたひとつ、「楽しい!」を増やすきっかけになるでしょう。

※情報は2015.3.16時点のものです

須藤 美香

プロデューサー、“ことばにする”専門家
1981 年茨城県生まれ。京都在住を経て2008 年に夫の転勤で福岡へ。
「言語化すること」を軸に、執筆、思考や感情整理のセミナー・コンサル、個人事業主を目指す方々のコンセプトメイキングなどを手がける。
30 歳でNY へ短期留学。枠にとらわれずに生きるひとたちを見て生きかたを考えさせられ、帰国後、「ひとがよりしあわせに生きるには?」を追求するためポジティブ心理学を学ぶ。そのひとの強みや価値観を掘り下げ「ぶれない軸=モノサシをつくる」コンサルは主に30 代女性を中心に人気を集めている。
2014 年12 月「自分らしく自由に生きる」をテーマにしたサイトme3.0 の運営を開始。枠にとらわれず楽しく生きる仲間を増やすべく活動中。
<次のわたしをつくりたいひとにおくるウェブコラム”me3.0”>

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