りんごの香り?カモミール~緑のアロマ部屋vol.28

こんにちは、看護師・アロマセラピスト 緑です。

新年度がスタートし、異動など環境が変化された方も多いのでは。
いつのまにか緊張して、疲れがたまっていませんか?

今日は、ほっとひと息つける就寝前や、休日にためしていただきたい精油をご紹介します。
リラックスタイムにぜひ。

カモミール。
キク科のかわいらしい小さな花。
大地のリンゴという意味のギリシャ語「カマイ・メロン」に由来しています。
多年草のローマンカモミールと、一年草のジャーマンカモミールの2種類あります。

ローマンカモミール

ローマンカモミール


ジャーマンカモミール

ジャーマンカモミール

種類で香りや効能も異なります。
香りについては後ほど。

ローマンカモミール (学名Anthemis nobilis)
緊張による頭痛・腹痛・胃炎をやわらげてくれます。
鎮静作用があり、不安や緊張、怒りなどの感情を緩和します。
ストレスから心を解放し、安定した精神状態へと導くので、忍耐強くなりたい時にもオススメ。

歯痛、耳の痛みなど、子どもが感じやすい症状にも効果があると言われてます。

ジャーマンカモミール (学名Matricaria chamomilla)
精油は、綺麗な濃い青色をしています。

(写真だとちょっとわかりづらいでしょうか?)

写真だとちょっとわかりづらいでしょうか?

「カモミール・ブルー」や「アズレンブルー」などと呼ばれています。

蒸留時に生成されたカマズレンという成分によるもので、強い抗炎症・抗アレルギー作用があります。
(カマズレンはローマンカモミールにも含まれていますが、ジャーマンカモミールの方がはるかに含有量が多いです。)

アトピーやアレルギー性皮膚炎などの、かゆみを和らげる効果もあります。
皮膚の再生を促すので、スキンケアにもオススメです。
化粧水の成分表示で、カミツレエキスとして書いてあったりします。

ジャーマンカモミールの学名Matricariaは、「母」や「子宮」を意味するラテン語に由来しています。
月経痛緩和や、月経周期の調整にも役に立ちます。


さて、肝心の香りですが、、
アロマの本ではよく、 ローマンカモミールは、リンゴのようなほんのり甘く穏やか香りが特徴。
ジャーマンカモミールは、リンゴのような甘い香りと干し草のような香り。とか、ほのかに香る甘酸っぱさのなかに、辛さを含んだ芳醇な香り。などと表現されいます。

穏やかな苦味が、現実を味わい心を鎮めるそうです。
…なんだか深い。。


リンゴの香り。。
初めて聞いた時は思わず二度嗅きして、いやいやいや~と思いました。
セミナーなどでも、「ある果物のような香りと言われていますが、わかりますか?」と尋ねても、みなさんなかなか当たりません。

私は今までたった一度だけ、リンゴの香り!と感じたことがあります。
ずいぶん前に、「風邪の引き始めっぽいけどマッサージを受けたい!」というお客さんがいらっしゃった時のこと。

体調をチェックして、試しにローマンカモミールを嗅いでもらったら「ほっとする香り」と。
大好きだというスィートオレンジとブレンドして、あたたかい部屋で背部のアロマトリートメントを行いました。
終了後、ブレンドオイルの入ったビーカーを片付けようと手にした瞬間…
!ふわりと立ち上った香りが、リンゴのようだったのです。

これか~!と納得したのですが、後々考えると…スィートオレンジとのブレンドだったのに、リンゴ。。
己の嗅覚を疑ったのでした。

ちなみに、ジャーマンカモミールは、薬っぽい香りと表現する人も多いです。私も賛成。
この香りを、大好き!という方にはあまり出会ったことがないです。

アトピー性皮膚炎のお子さんは、香りチェックの際、わりと受け入れがいいように感じます。
知り合いのお子さんは、お風呂上がりにジャーマンカモミール入りの手作り保湿クリームを、自分からママに差し出すそうです。

童話「ピーターラビット」で、遊びすぎて興奮し、お腹をこわしたピーターに、お母さんがお薬の変わりに飲ませたのが『カモミールティー』

安眠効果もあるので、寝付けない夜にはカモミールミルクティーもいいかもしれませんね。

ジャーマンカモミール(ハーブティー)

ジャーマンカモミール(ハーブティー)

ハーブティーだと、ジャーマンカモミールの方が香りが華やかな印象です。
ジャーマンの方が、飲みやすい気がしますが、個人差はかなりあるかと。
一度、お試しあれ!

植物の近くにカモミールを植えると元気を取り戻すと言われ、『植物のお医者さん』とも呼ばれています。


やわらかい日差しの中、植物の芽吹く春。
私の中では、新しいことがスタートする4月の色イメージは黄色です。
黄色は明度が高く、希望や未来をあらわす色。

太陽に向かってまっすぐ成長する植物のように、みなさんが光り輝く未来へと笑顔で前進できますように。
香りや色に癒されながら…。

(妊娠中は、カモミールの使用を避けましょう。
キク科植物のアレルギーがある方もご注意ください。)

【次回は5月1日に更新予定です】

※情報は2015.4.17時点のものです

池田 緑

看護師・アロマセラピストとして活動中。
福岡市内 椎名マタニティクリニック 柳川市 清和会長田病院 を中心にメディカルアロマセラピーを行う。
岩田屋コミュニティカレッジ 「メディカルアロマセラピー講座」などで、自分自身も楽しみながらアロマの奥深さを伝えている。
池田さんのコラム連載はこちら⇒https://fanfunfukuoka.com/tag/salon_verte/

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