【矢動丸純子】女性の力で日本再生 世界の第一線で活躍した大先輩の声を届けたい

明治の世、渋沢栄一や伊藤博文らが、これからは女性にも教育が必要だと設立した「女子教育奨励会」。しかし日本は「女性は銃後を守る」方針へ変換し、会の活動は停止しました。そして2001年、栄一のひ孫である渋沢雅英氏と、元労働大臣官房審議官で元国連公使、初代ボディショップ・ジャパン社長の木全ミツさんが出会い、女性の力を活用して日本を再生させようとNPO法人「JKSK女子教育奨励会」が誕生しました。

 

初代理事長となった木全さんと私が出会ったのは、「ニューヨーク女性実業家の会」でした。会の運営委員を任命された私は、米ニューヨークの実業界を生き抜いた強者たちが尊敬し、会の名誉会長である木全さんとの連絡窓口になりました。恐る恐るメールをするうちに、木全さんが福岡県久留米市生まれ、しかも同じ中学卒業の大先輩だと判明しました。

ニューヨーク

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木全さんのお話は刺激でいっぱい。仕事も子育ても介護も努力とともに周りを巻き込んで成し遂げ、女性はこうあるべきという型に正面から立ち向かい、乗り越えた方だけに、筋の通った強さと美しさを兼ね備えていらっしゃいます。座右の銘は「人のお世話にならぬよう、人のお世話をするように」。女性も自立して人の役に立たなくては、とのお父さまからの教え。その言葉通りに生きていらっしゃいます。

 

私は今、木全さんの講演会を彼女の故郷久留米で開催したいと奔走中です。世界の第一線で活躍してきた大先輩の声を、是非お届けしたいと思っています。なかなか型から抜け切れない日本。柔軟で改革心がありエネルギッシュな女性の力で、きっと新しい道が開けるはずです。

 

from西日本新聞「わたし活性化計画」面

 

【矢動丸さんのコラム】

今つらくてもこの世の終わりじゃない 出口はきっと見つかる

セクハラ我慢しないで 笑顔で場を繕わず 嫌われても意思表示を

 

 

※情報は2015.6.13時点のものです

矢動丸 純子

東京にて現代美術のマネジメントや展覧会業務を経て、米ニューヨークに移住。東日本大震災後、二十数年ぶりに九州に戻る。福岡や筑後エリアで男女共同参画と被災者支援をテーマにイベントやプロジェクトを進行中。

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