遺伝子異常が関連するがんについて~生活習慣の見直しで予防も!

5月28日に開催したカフェで学ぼうがんのことは、久留米大学がんワクチンセンター長の伊東恭悟先生による「遺伝子異常が関連するがんについて」でした。

 

がんの原因は、日常生活の中での食べ物が35%、タバコが30%、ウイルス感染が10%位を占めていますが、その中でも、遺伝性の発がんは約5%と言われているそうです。

 

特徴は、若年性の発がん、複数の臓器に多発するがん、特定のがんが家族内で複数名いることなどです。発がんの原因となる遺伝子の異常は60種類以上あり、がんの種類では、大腸がん・乳がん・卵巣がんに多いとのこと。

 

遺伝性のがんとは、細胞の遺伝子の一部にがんと関連した変異を遺伝的に受け継いでいて、がんになりやすい体質になっている人が、日常生活の中の種々の要因により別の遺伝子に傷がついたときに起こるがんのことです。

 

現在では、発がんの研究が進んでいるため、遺伝性のがんの予防も不可能ではなくなってきているそうです。具体的には、「タバコ・食物の焦げ・紫外線・ウイルス感染」などの外的要因を予防し、腸に優しい食生活と適度な運動が予防につながります。

 

通常のわたしたちの身体の中では、がんを抑制する遺伝子やがんを制御しているT細胞の機能で発がんを防いでいる状態(がん細胞の制御>がん細胞の増殖)です。

 

「タバコ・食物の焦げ・紫外線・ウイルス感染」といった発がん要因により、がんを抑制する遺伝子に傷がつき変異を起こしたり、老化現象によってT細胞の機能が衰えると、「がん細胞の制御<がん細胞の増殖」となり、発がんしてしまうということなので、逆に言えば、発がん要因の予防が、そのまま、がん予防に通じるポイントとなりますね。

大切なことは、より良い生活習慣を心がけること。

大切なことは、より良い生活習慣を心がけること。

発がんの予防に共通するのが、T細胞機能の維持ですが、そのために大切なのは、よく眠ること(暗い場所で8時間ほど横になるだけでも十分休息できているそうです)、身体の中に「便」と「炎症・腫れ」をためないことだとのことです。

 

「貯めるのはお金だけにしてください」という伊東先生のユーモアある説明に、会場から笑いが出ていました。

 

「快眠・快便・適度な食事・適度な運動」といったごく普通の生活が、発症予防には重要であるというお話を伺いながら、当たり前のことが出来ていない自分を反省しました。

 

ちなみに、伊東先生は、一日800gの野菜を摂取するように心がけていらっしゃるそうです。見習わなければ!!

 

☆次回セミナーのご案内☆

テーマ:がん患者の心理的サポート~知っておきたいこころのメンテナンス~

日 時:2015年7月17日(金)15:30~17:00(15:15 受付開始)

講 師:安藤満代先生(聖マリア学院大学看護学部教授)

場 所:西日本新聞会館13階会議室(福岡市中央区天神1-4-1)

参加費:2,000円 (デザートセット付)


定 員:40名

対 象:どなたでもご参加できます。

申し込みはこちらから⇒http://www.wig-ring.info/archives/2069

NPO法人ウィッグリング・ジャパンホームページ

http://www.wig-ring.info/

電話092-725-6623

※情報は2015.7.6時点のものです

西日本新聞会館13階会議室

住所福岡市中央区天神1-4-1 13階
その他

※国体道路側ではなく、市役所側(福銀側)のエレベーターをご利用ください。

※博多大丸と同じビルですが、エレベーターは異なりますのでご注意ください。

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上田あい子

地元放送局にて11年勤務後、女性視点のPRマーケティング会社P&Cプランニング株式会社を立ち上げる。2010年には女性がん患者を支援するNPO法人ウィッグリング・ジャパンを設立。福岡県医師会広報委員。西南学院大出身。

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