最愛の人が突然いなくなったらどうしますか? 韓国映画「シークレット・サンシャイン」

アンニョンハセヨ!

[MERS]の感染で大変な韓国ではありますが、一日も早い終息を祈って、今月は韓国映画をご紹介します。

 

12,3年前に「冬のソナタ」をきっかけに韓流ブームが猛威をふるいましたが、その以前から韓国映画の質の高さは知られており、欧米でも高く評価されてきました。特にキム・ギドク、パク・チャヌク、イ・チャンドン等の監督作品はカンヌ、ベネチア、ベルリンの各国際映画祭では数々の賞を受賞しています。

そこで今回はそのひとりイ・チャンドン監督の「シークレット・サンシャイン」をご紹介します。この題名は「蜜陽」という都市名を英語にしたものです。

 

シークレット・サンシャイン(2007年 韓国)

 

【ストーリー】

夫を事故で亡くしたシネ(チョン・ドヨン)は、小学生の息子ジュンと夫の故郷で再出発するためソウルから蜜陽(ミリャン)に引っ越してきた。新しい街でピアノ教室を開き、地元の人たちとも親しんできたある日、金銭目的で息子が誘拐され、殺されてしまう。喪失感に苛まれた彼女は宗教に救いを求め、熱心な信者となり、次第に心の傷が癒されていくのだった。ついには加害者をも自分は許せるのだと、周囲の反対を押し切り、刑務所に面会に行くのだが、、、。

 

   

加害者と面会したことにより、シネの信仰が揺らぎだし神の存在を問う心が壊れていく様を、チョン・ドヨンはみごとに、実に見事に演じています。

この年、彼女はこの作品でカンヌ国際映画祭主演女優賞を受賞しました。どちらかといえば地味な作品なのにちゃんと彼女の演技を評価しているカンヌ映画祭自身の評価も私の中で高くなりました。それほどチョン・ドヨンという女優はどんな役でもいつも完璧に演じられる私の一番好きな女優です。

また、この映画にはもうひとり韓国を代表する名優ソン・ガンホも出ていて、いい味を出しています。韓国映画、お薦めの一品です!

 

まだまだ紹介したい韓国映画がありますので期待しててくださいね!

 

では来月お会いしましょう!アンニョン!

 

※情報は2015.6.26時点のものです

シークレット・サンシャイン 公式サイト

URLhttp://www.cinemart.co.jp/sunshine/

銀幕ヨーコ

趣味は映画、美術、音楽鑑賞、旅行、読書、さらには空手。

映画は邦画、洋画、ジャンルを問わずなんでんかんでん観ていた時代を経て(オカルト系は苦手)、やっぱりヨーロッパ映画が一番好き。でも韓国映画もいい、中国、台湾、いやインド、イラン映画も捨てがたいな。そうやって私の好きな作品を選別していくと、実は世界の名監督たちが日本の小津安二郎監督作品に強く影響されているという共通点があったんです。これから小津作品に影響力受けた各国の名画を中心においおいご紹介したいと思います。

よろしく!

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