【曽我由香里】商店街50年の歴史に幕 お世話になったお礼に最後飾るイベント企画

50年続く商店街が閉じようとしている。今はひっそり11店舗が営業するのみだが、かつては、人がぎゅうぎゅうとひしめきあい、活気にあふれ、それはそれはにぎわっていたそうだ。

 

福岡市博多区千代町に職場を移し3年半。その間、商店街の八百屋、うどん店、ラーメン店、そしてスナックに本当にお世話になった。50年もたてば物は劣化していくが、その経年変化が味となった看板や道具がすばらしく、細い商店街の通りを抜けるたびに、いろんなところをのぞき見するのだった。

 

この場所の最後は、お祭りのようなにぎやかな雰囲気で終わってほしい。そんな衝動が抑えられずにスナックのママに相談し、理事長に直談判。なんと8月に蚤の市と音楽のイベントをやらせていただくことになった。あとはやるしかない。入居者一人一人にごあいさつとご協力の依頼をする、予算もないのでイベントに参加してほしい方にダイレクトでメッセージを送る、会いに行くという日々が始まった。やれるのか?わたし。

 

ここにきて、博多祇園山笠に長年携わっていた方の言葉が身にしみる。「山笠はなんにしても足で稼ぐと。協力してほしいとこには一軒一軒頭を下げにいくのが礼儀よ」。やっぱり最後は会いに行くこと。そして真摯に思いを伝えれば、相手にも伝わる。

もちろん今は便利なツールがたくさんあるから、足で稼ぎウェブやSNS(会員交流サイト)での地道な発信で共感してくださる方を募りたい。あとは、出発点の「好き」という思いを大事にする。商店街が横町のようなにぎわいになるように。1カ月間全力疾走だ。

※イベント情報はアナバナWEBサイトで⇒http://anaba-na.com/

from西日本新聞「わたし活性化計画」面

 

【曽我さんのコラム】

九州のワクワク発信 生き生き暮らす人々が地域を魅力的に

平屋暮らしに憧れて 引っ越し先を物色「地に足つける」好機に

博多山笠と角打ち 人々の交わりが街に活気生む

※情報は2015.7.29時点のものです

曽我 由香里

出版社、デザインスクール勤務を経て、2011年より、ダイスプロジェクト所属。広告ディレクター、編集担当のほか、九州のワクワクを掘り起こす「アナバナ」編集長として九州を奔走中。

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