アウトドアにはスパークリングワイン!Festa di Spumanteをより楽しく、もっと美味しく!

毎日じめじめと嫌なお天気が続きますね。

早く梅雨があけて夏らしくならないかな?

気分がぱっと明るくなるような楽しいイベントはないかなぁ・・・?

と、思っていたらありました、ありました。

 

「Festa di Supumante FUKUOKA 2015」フェスタ ディ スプマンテ

スパークリングの祭典と銘打つ企画が梅雨もきっと明けているだろう7月の後半

7月22日(水)~26日(日)までの5日間。

福岡市役所前ふれあい広場で開催されます!

www.festa-di-supumante.com

 

夏の始まりに屋外でいただくスパークリングワインの美味しさは格別。

私も大好きです。

イタリアを中心になんと、世界各国から48種類ものスパークリングワインが集まるそう。

スパークリングワインって?

スパークリングワインとは発泡性ワインの総称ですが、一口にスパークリングワインといっても様々な種類があります。

瓶内の発泡の強さによっても名前が違い、ごくごく一部ご紹介するとこんな感じ。

 

  強発泡 弱発泡
フランス

シャンパーニュ

クレマン

ヴァンムスー

ペティヤン
イタリア

プロセッコ

スプマンテ等

フリッツァンテ
ドイツ

ゼクト

シャウムヴァイン

パールヴァイン

 

ところでスパークリングワインで最も有名なものはシャンパーニュですよね。

 

シャンパーニュとは?

シャンパーニュはフランスの北東部シャンパーニュ地方の限定された地域で、シャルドネ、ピノノワール、ピノムニエの3種の葡萄から作られます。

製法や貯蔵期間に様々な規定があり、そういった製法や原料葡萄を守って作られたものだけがシャンパーニュと名乗れます。

炭酸ジュースやビールとは全く違う、シャンパーニュの特徴である繊細な泡はどうやって生み出されるのでしょうか?

実はこれにもいろいろな作り方があります。

 

名前 製法
シャンパーニュ方式(トラディショナル方式)

瓶にワインと糖分、酵母を入れて封すると、瓶の中で酵母が糖分を栄養にゆっくり二次発酵を始めます。この時発生するのがシャンパーニュ特有の繊細な泡。

この泡はとても持続性があってグラスの中で炭酸ジュースのようにあっという間に消えてしまうことはありません。

また、瓶内でゆっくり熟成させることによりきめ細かい泡とイーストのような香りを得ます。手間暇がかかる分お値段も高め。

シャンパーニュの全て

スペインのカヴァのほぼ全て、

ドイツのゼクトやイタリアのスプマンテの一部がこの方式で作られています。

シャルマ式

二次発酵を瓶の中ではなく大きなタンク内で行う近代的な製法。

この方式を使うと、出来上がるスパークリングワインはシャンパーニュのような繊細さやイーストのような風味はないものの、爽快な泡やフルーツそのものの果実味豊かな風味を楽しめます。

チリのヴァルディヴィエソやアスティスプマンテをはじめ

主なプロセッコや、ゼクトのほとんどがこの方式で作られます

メトードリュラル(田舎方式)

温暖な地方、南フランスなどで昔から行われているつくり方です。南部の葡萄は北部に比べ大変糖度が高い。

一時発酵の途中で瓶にワインを詰めて冬を過ごし・・・(冬の間酵母は休憩しています)春になったらまたぷくぷくと残りの糖分を栄養に瓶内で発酵が始まり泡が生まれます。

炭酸ガス注入法

通常の白ワインに二酸化炭素を吹き込んで泡をつけます。

泡はやや荒く口の中ですぐに消えてしまいますが、値段が安いのが魅力。

 

さて、次に

各産地ごとのスパークリングワインを詳しく見てみましょう。

 

スペイン

スペインではスパークリングワインはエスプモーソと言います。

特に有名なのが主にカタルーニャでつくられるCAVAカヴァ

CAVAはカタルーニャの言葉で「洞窟」「地下蔵」を意味します。

カタルーニャ、アラゴン、リオハ、バレンシアなどの州でつくられますが、ほぼ95%がカタルーニャ州、そのなかでも80%がバルセロナ近郊でつくられるそうです。

カヴァは1872年、ある技術者がフランスからその製法を持ち帰って作ったことが始まりといわれ、

現在も特に安いものを除くほとんどがシャンパーニュ同様にシャンパーニュ方式で作られます。

シャンパーニュとの大きな違いは使用する葡萄の品種。

バランスの取れた酸味をワインへ与えるマカベオ、香り高いビウラ、甘みがありワインへボディを与えるチャレッロを中心にシャルドネ、スピラットなどの白葡萄品種が使われます。

ガルナッチャティンタ、モナストレル、ピノノワール等の黒葡萄からもロゼのCAVAがつくられます。

 

イタリア

イタリアでのスパークリングワインはスプマンテといい、代表的なものは下記の通り

アスティスプマンテ

 

アスティスプマンテ       

ピエモンテ州、モスカート種を主体に作られます。

独特の甘みのある芳香をもち、この香りを生かすためにアルコール発酵を低くおさえ甘みを残すのだとか。

プロセッコ ヴェネト州、シャルマ式で作られるため葡萄の持ち味が十分生かされフルーティなアロマを楽しめる。値段も手ごろ。白桃のような香りのグレッラ種から作られる。bianco、rosto、シャンパーニュで言うところのブランドブラン”saten”の3種類がある
フランチャコルタ

ロンバルディア州、シャンパーニュ同様瓶内二次発酵方式なので、酵母由来のイーストのような香りも加わりより複雑に。その特徴は柑橘類やパイナップルを思わせるフルーティなアロマ。

シャンパーニュよりも少し完熟度の高いフルーツを思わせるので、明るいイメージ。昼間に気軽にいただくのにはぴったりです。

シャルドネ、ピノビアンコ、ピノネーロなどの葡萄を使用。

フランチャコルタのサテンは公式にはクレマンという名前がついており、シャルドネとピノビアンコ100%でつくられます。

ランブルスコ

エミリアロマーニャ州の天然微発泡の赤ワイン

ランブルスコという葡萄品種からつくられますが、ランブルスコといっても100種類をこえる亜種が存在するようで少しずつ個性の違うランブルスコをブレンドして少し渋みのある赤の発泡性ワインをつくっています。

 

ドイツ

ドイツはワイン法が少しややこしく…

アルコール度数10%以上で炭酸ガスの強さが気圧にして3.5気圧以上のものをSEKTゼクトというのですが、現実には現在ゼクトは約7割が南フランスやイタリアから輸入された葡萄原料で作られており、ドイツ産の葡萄を使用したSEKTはドイッツァーゼクトと明記し「ドイツのゼクト」と強調しなければいけません。

 

シャウムヴァイン

Schaumwein

EU圏内の葡萄果汁を使用してドイツ国内でつくられたもの。こちらは炭酸ガス注入法で作られる場合が多く手軽なワインが多い。

ドイツァーゼクト

Deutscher Sekt

別名:クヴァリテーツ シャウムヴァイン

ドイツ産の葡萄を使用し、最低でも10%以上のアルコール度数が規定、シャンパーニュ方式で作られます。

ドイツァーゼクト

ba Deutscher Sekt

ドイツ産の、しかも13の規定地域で栽培された葡萄を100%使用して作られるゼクト。

 

アウトドアにはシャルマ式スパークリングがおすすめ!?

 

今回のイベント、フェスタ ディ スプマンテのラインナップを見るとシャルマ式で作られらスパークリングワインが多いように思います。

私は屋外でいただくならシャンパーニュよりもこのシャルマ式がおすすめだと思っています。

なぜなら…屋外では気軽なおつまみと一緒で、紙コップなんてシチュエーションも多く気取ったシャンパーニュよりも気軽に自由に楽しめる点。

それに、シャルマ式や炭酸ガス注入式のスパークリングは泡のきめが粗く、ごくごくのど越しを楽しめる。

初夏ののどの渇きをすっきり癒してくれ、気持ちよく飲めると思うんです。

夏の最初の予定はこのスパークリングワインのイベントに決まりですね★

 

※情報は2015.7.3時点のものです

伊藤 治美さん

福岡市のレストランでソムリエとして勤務。2014年度公式ベネンシアドール(スペイン、ヘレス地方の特産品であるシェリー酒の専門職)認定試験に合格。福岡県内で2人目のベネンシアドーラ。シニアソムリエ、チーズプロフェッショナルの資格も持つ。プライベートでは2児の母。

伊藤さんのインタビュー記事⇒https://fanfunfukuoka.com/people/19834/

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