安産祈願のハーブ ラズベリーリーフ~緑のアロマ部屋vol.35

こんにちは。看護師・アロマセラピスト 緑です。

7月に入り、遠方の友人が続けて赤ちゃんを出産しました。

二人とも予定日を過ぎていたので、知らせを受けほっとしました。

今回は、友人にも勧めていた安産のハーブティー、ラズベリーリーフをご紹介します。

ラズベリーリーフ。バラ科のラズベリーの葉っぱです。

ドライハーブの状態だと、ふわふわモコモコとしています。

風味がよく、癖がないのでハーブティ初心者の方でも飲みやすいかと思います。

ラズベリーリーフには、妊婦さんをサポートする様々な有効成分が含まれていると言われています。

欧米では「安産のハーブティー」とも言われ、妊娠後期や出産直後の習慣とされてきました。

ヨーロッパでも、多くの助産師が産前産後に勧めるなど、伝統的に飲まれているハーブ。

産婦人科のクリニックでも、ラズベリーリーフにレモングラスなどをブレンドしたハーブティーをお部屋に置いています。

陣痛の苦痛を和らげ、子宮収縮を高め、出産を助けると言われています。

(ヨーロッパで妊婦192名を対象に行った研究では、妊娠8カ月からの3カ月の間1.2gのラズベリーリーフティーを1日2杯飲んだ妊婦さんは、飲んでいない妊婦さんと比べて「出産時間が平均9.6分短い」「吸引割合が19.3%と少ない(飲まなかった人:30.4%)」と分娩に対して効果的だったという結果が出ているそうです。)


産後は母乳分泌を促し、体の回復を高める働きも期待できます。

ミネラル豊富な「ネトル」というハーブ、催乳作用のある「レモングラス」とのブレンドもおすすめ。

子宮に働きかけ、ホルモンバランスを安定させると言われているので、

生理痛の緩和や生理不順、更年期障害といった女性のお悩みにも。

また、妊娠を望む方にもおすすめのハーブだと言われています。

妊娠前の飲用はOKですが、妊娠が発覚したら飲用を控えてください。

子宮の収縮作用は妊娠初期には望ましくない作用です。

妊娠初期や切迫早産の方は、積極的に飲まない方がいいでしょう。

一般的には、妊娠8カ月目以降に推奨されています。

1杯あたり1.2g程度を1日2~3杯程度がおすすめです。


粘膜の炎症をしずめる働きや、収れん作用もあるので、軽い歯肉炎、喉の痛みがある時に飲むと、症状が緩和されるとも言われています。

ハーブは精油に比べ、ゆっくりと体に働きかけます。

薬ともちがいますし、お守りと思ってうまく使っていただけたら。

ちなみに。ほとんどのハーブは、飲む・食べることができますが、精油は、大量のハーブから水蒸気蒸留法などで抽出し、成分がギュッと凝縮されたものです。

精油は決して飲用されませんように。

ハーブによっては体調などで控えた方がいいものもありますので、確認してからご使用くださいね。

また、心配な方も控えられた方がいいかと思います。

 

妊婦さんにまつわるちょっといい話を。

2ヶ月ほど前に通勤電車の中で、具合の悪そうな女性をお見かけしました。

席を譲ると、本当に辛かったようで、ささっと座られました。

妊娠初期なんじゃないかなと思いました。

後日、同じことがあった時に気づいたのですが、近くにいたご主人らしき男性がマタニティマークのついたバックを持っていました。


そして最近また、そのご夫婦をお見かけしました。

おなかがだいぶふっくらしていて、もうどこから見ても妊婦さん。

席が離れていたので、どう声をかけようかと思っていたら…

女性の目の前に座っていた女子高生が、ふとスマホから視線をあげました。

そして、すぐに席を立って、女性に席を譲っていたのです。

その行動が清々しく、私もうれしくなりました。

先週末は、その女子高生だけでなく、隣に座っていた友達もすっと席を立ちました。

妊婦さんは微笑み、ご主人も会釈されていました。

そして今朝。

以前、我先に!と空いている席をめがけていた(ように見えた)おじ様が席を譲っていました。

しかも、妊婦さんがよく乗る扉付近の位置を、前もって陣取っていたようにも思えました。

そのくらい素早かったのです。

「今日も朝からいい気分にしてもらったなー」とニヤニヤしつつ、柳川で電車を降りたのでした。

新しい生命の誕生をみんなで見守るって素敵です。

新しい生命の誕生をみんなで見守るって素敵です。

西鉄電車内で繰り広げられる日常のちいさなドラマ。

名前も知らないあなたたちをみんな応援しています。

どうか無事に生まれますように。

(ラズベリーリーフティーは子宮収縮作用があるとされていますので、妊娠初期の方はお控えください。妊娠8ヶ月~からの飲用をお勧めします。)

 

※情報は2015.7.24時点のものです

池田 緑

看護師・アロマセラピストとして活動中。
福岡市内 椎名マタニティクリニック 柳川市 清和会長田病院 を中心にメディカルアロマセラピーを行う。
岩田屋コミュニティカレッジ 「メディカルアロマセラピー講座」などで、自分自身も楽しみながらアロマの奥深さを伝えている。
池田さんのコラム連載はこちら⇒https://fanfunfukuoka.com/tag/salon_verte/

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