【曽我由香里】生産者と消費者つなぐ活動 プレゼンの機会得て新たな自信に

「ペチャクチャナイト博多」というイベントでプレゼンテーションの機会があり、ぎゅうぎゅうになった会場でアナバナの活動を紹介させていただいた。私はとにかく人前で話すのが苦手だ。出番ではセリフがぜんぶ吹き飛んで、あとのことはほとんど覚えていないという何とも情けない結末を迎えたのだった。

 

そこでお話したのはアナバナが“活動型ウェブマガジン”と称している理由について。生の体験ができる場づくりを大事にしたいからだ。2年半続く「穴バー」は、生産者や地域のために活動する料理家さんと消費者をつなぐ場である。7月に開店した「すももバー」では、いわくま果樹園の研司さんが、すももや福岡県新宮町の魅力を語ってくださった。彼の熱量を受けて、参加者はぐんぐんいわくまさんのファンになっていく。値段や見た目の平準化された情報だけでなく、どんな環境でどんな人が作ったものなのか、手元に届くまでの過程に目を向けていくと、生産者と消費者の距離は近くなる。そうして健全な循環が生まれていくのではないか。「費やして消す」と書くけれど、生産者を応援するのはわれわれ消費者の責任だ。

 

それにしても、誰かに思いを伝えるために言葉にしていく作業は良い時間だった。どこからかもらってきた言葉では伝わらないし、自分の中にないものはどうしたってでてこない。考えを整理していくと、ぼんやりしていたことが明確になって、自信にもなった。ありがたやだ。

 

前回お伝えした「蚤の市」のイベントは8月8日(土)午前11時から、福岡市博多区千代の博多せんしょうで開催します。

詳しくはアナバナのウェブサイトで⇒http://anaba-na.com/

 

【曽我さんのコラム】

九州のワクワク発信 生き生き暮らす人々が地域を魅力的に

平屋暮らしに憧れて 引っ越し先を物色「地に足つける」好機に

博多山笠と角打ち 人々の交わりが街に活気生む

商店街50年の歴史に幕 お世話になったお礼に最後飾るイベント企画

 

 

※情報は2015.8.1時点のものです

曽我 由香里

出版社、デザインスクール勤務を経て、2011年より、ダイスプロジェクト所属。広告ディレクター、編集担当のほか、九州のワクワクを掘り起こす「アナバナ」編集長として九州を奔走中。

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