ブライダルの裏側が分かる小説『本日は大安なり』(辻村深月)~『Lemon』スタッフレポートvol.14~

スタッフHです。

「下見予約」、「フェア」、「専門式場」、「装花」、「持ち込み料」etc

結婚式の準備をする時に、初めてこれらの言葉を知るカップルも多いと思います。

かくいう私も独身な上に偶然ブライダル関係の仕事に就くことになったので、結婚式の仕組みやしきたりに、いまだに驚く事がしばしば。

結婚式場で働く「ブライダルプランナー」もどんな仕事なのか謎でした。

ちなみにLemonカウンターのスタッフは元プランナー。彼女たちが口を揃えて言うのは「結婚式が好き」で、その魅力は「結婚式を担当してみたら分かります」だそうです。

 

今回は私と同じく結婚式場の事を良く知らない方、世の仕事の裏側を見るのが好きな方、エンタメ小説が好きな方に、『本日は大安なり』(辻村深月/2011年)をご紹介したいと思います。

県内一の人気を誇る老舗ホテル・アールマティの大安の忙しい一日。

4組の結婚式が予定されているのですが、こんな爆弾が1日に1件でも来たらパニックじゃないでしょうか。

 

<1Fパールルーム>

いつも双子の姉と比べられてきた妃美佳は、自分だけを愛してくれる男性を探し求めている。結婚式当日に姉と入れ替わり、もし夫が自分を見分けられなかったら、離婚しようと思いつめている。

 

<2Fエメラルドルーム>

ベテランブライダルプランナー山井多香子。わがまま放題の新婦・大崎玲奈にふりまわされ、上司に担当替えを願い出るが却下される。プロのプライドをかけ、半ば意地で結婚式当日を迎えるのだが…。物語が進むにつれ、多香子と玲奈の過去の確執が明らかになっていく。

 

<1Fロイヤルルーム>

偶然、叔母の婚約者が企む殺害計画を聞いてしまった小学生の真空。誰にも打ち明けられないまま当日を迎えてしまった真空は、なんとか結婚式を阻止しようと奮闘する。

 

<2Fゴールドルーム>

浮気相手に結婚している事を打ち明けられないまま、押し切られてグズグズと結婚式当日になってしまったダメ男・鈴木陸雄。夕方から始まる結婚式をなんとか中止に追い込もうと、灯油が入ったペットボトルを手に、会場に火をつける機会を狙っている。

 

作者の辻村深月が実際のブライダルプランナーに取材して物語を創作しただけあって、細部がリアルで惹きこまれます。“他社のウェディングフェアにカップルのふりをして潜入捜査する仕事”や“ホテル内の衣裳店との関係性”など、一般人は知らない業界<あるある話>が自然に散りばめられていてニヤリ。

様々な思惑が絡まり合う中で同時進行していく4組の結婚式。隠されていた事実が少しずつあきらかになるにつれ、どの結婚式からも目が離せなくなります。

 

結婚式の準備期間に彼の浮気が発覚し、破談になった経験から、反動でブライダルプランナーになった山井多香子の言葉が印象的でした。

『お金はかかるし、たった一日のイベントではある。それでもやっぱりこう言いたい。あの結婚情報誌や、それを読む女性を簡単にバカにしてしまう人は、きっと「結婚式」を何も知らないのだ。』

 

結婚式に密接に関わり、一般人の何倍も結婚式を見ているブライダルプランナー。

彼らの目を通した結婚式の魅力は何なのか。

興味がある方はぜひご一読ください。

 

※情報は2015.8.19時点のものです

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