世界が認める日本映画の最高傑作!「東京物語」小津安二郎作品(1953年)/ 銀幕ヨーコ

こんにちは、みなさん!

大型台風が去ったら急に涼しくなりましたが、まだまだ残暑は油断できないですね。

今回は銀幕ヨーコの自己紹介にもあるように私が一番好きな小津安二郎監督の最高傑作「東京物語」をご紹介します。「東京物語」は実に60年以上も前の作品ではありますが、今なお世界中で高い評価を受け続けています。

毎年、世界の映画監督が最高の作品として投票する「プロが選ぶ映画ランキング」で昨年ついに1位になったそうです。

【ストーリー】

尾道で暮らす老夫婦(笠智衆、東山千栄子)が20年ぶりに東京で暮らす子どもたちを訪ねることになった。

 開業医の長男(山村聡)や美容院を営む長女(杉村春子)も最初は両親を歓待はするものの、それぞれの仕事や生活に忙しく、両親の世話をする心の余裕がない。そのなかで戦死した二男の嫁(原節子)だけは優しく接してくれ、東京見物に案内してくれた。

東京の帰りに老夫婦は温泉に立ち寄るが、予定を早めて故郷の尾道に帰る。家路についてまもなくして、妻が急逝するが、かけつけた長男・長女は葬儀がすむとそそくさと東京へ帰って行った。

 ストーリーを追うと、こんな感じですが、上京した老夫婦が長男・長女の態度や未亡人の嫁の優しさからくみ取る心情はせりふがなくても、じわーっと心に沁みてきます。この映画は何度観ても、観る側の生活環境や心の在り方、年代ごとに感じ方が違ってきます。人間の不滅のテーマ「愛」「心」「おもいやり」がこの映画に凝縮されています。

ドイツの巨匠・ヴィム・ヴェンダーズは「小津作品から、すべての形態やセリフを集約できる最も重要な道具とは”心“であることを学んだ。」と語っています。小津監督が亡くなって半世紀以上経ちますが、小津作品が今なお褪せることなく、世界中で愛されているのは人間の本質を描いているからにほかなりません。

 

次回も小津作品を紹介したいと思います。

 

では! See you next!

※情報は2015.9.3時点のものです

銀幕ヨーコ

趣味は映画、美術、音楽鑑賞、旅行、読書、さらには空手。

映画は邦画、洋画、ジャンルを問わずなんでんかんでん観ていた時代を経て(オカルト系は苦手)、やっぱりヨーロッパ映画が一番好き。でも韓国映画もいい、中国、台湾、いやインド、イラン映画も捨てがたいな。そうやって私の好きな作品を選別していくと、実は世界の名監督たちが日本の小津安二郎監督作品に強く影響されているという共通点があったんです。これから小津作品に影響力受けた各国の名画を中心においおいご紹介したいと思います。

よろしく!

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