【Hiromi Abe】「当たり前」や「常識」思い込みじゃない?見つめ直してみて

夫が朝目覚めると、台所からトントンという音とみそ汁のいい匂い。うーん、今日もいい一日の始まり。そんな日が続いていました。新婚三カ月までは。

私はもともと朝が苦手。それでも夫より30分早く起きてかいがいしく朝ご飯を作る妻の役を演じていました。ところがだんだん苦しくなり、ある朝爆発したのです。その日は虫の居所が悪くイライラしていました。みそ汁を作りながら食卓の方をチラリと見ると、夫はのんびり新聞を読んでいます。カチンときた私は思わず怒鳴りました。「ちょっと!私がこんなにバタバタしてるのに!」。すると思わぬ言葉が返ってきたのです。「別に頼んでないよ」

えっ?確かに「朝ご飯を作れ」なんて一度も言われていない。「好きでやってるのかと思った」という夫の言葉に、目からうろこがポロリと落ちました。

考えてみると、私自身がそのような家庭に育ち、知らず知らずの間に「妻とはこうあるもの」という考えにとらわれていたのです。これぞジェンダー。無意識のうちに「それが当たり前」と思い込んでいたのです。

それからは考えを改めました。その常識は本当に常識?自分はそうしたいの?必ず心に問いかけるようにしています。どうやったら我慢せずにできるのか、他人の力は借りられないのか。そう発想を変えることで生活がグンと楽しくラクになりました。

赤ちゃんだってお金の価値が分かる…かもしれないですよ(笑)

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先日私の友人も、運動会のお弁当作りを夫に頼んでみたら張り切って作ってくれたそうです。思い込みは案外たくさんあるのかも。自分がイライラすること、一度見つめ直してみませんか?

from西日本新聞「わたし活性化計画」面

 

※情報は2014.1.18時点のものです

阿部博美

主婦のアイデアや視点、経験を企業戦略につなげる「主婦力プロデューサー」。人材派遣業でさまざまな業界、企業の内情を垣間見た経験を生かし、キャリアコンサルタントとしても活躍中。NPO法人「ママワーク研究所」副理事長。

阿部博美さんのブログ:http://profile.ameba.jp/officepaz/

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