【マイノリティの星】未来を直感した一番古い記憶

「一番古い記憶」

一番古い記憶は、何ですか。

唐突に聞かれて、即答できる方は少ないかもしれませんが、私は物凄く覚えています。

それは三歳の記憶です。道路にうつ伏せになって、号泣している記憶です。

では何故泣いているのか。

親に怒られていじけているとか、幼稚園で喧嘩して悲しいとか、ではありません。すばり、地面が可哀想だから泣いているのです。

考えてもみてください。

幼稚園のグラウンドやお庭の地面は、土なのです。ですが外に出ると、道路になっているのです。地面と道路、全然違います。一体何故か大人に尋ねると、車が走る為に大地の上にアスファルトを敷いたとの答え。なんていうことをしやがる、そんなことしたら、アスファルトに潰された地面が可哀想じゃないか!

ということで、幼稚園児の私は激高したのです。私の一番古い記憶は、大地に対する人間の蛮行への義憤だったのです。

美しい大地は人間だけのものではないのです。

美しい大地は人間だけのものではないのです。

怒り狂った私は、周囲の大人や幼稚園のお友達に涙ながらに訴えました。が、私の気持ちを誰一人共感してくれませんでした。そのときに私は、三歳児ながらこう直観しました。「あ、これから先、私、色々やばいな」と。

当時の予感は的中しました。

その後の人生はまさに、人と違う感覚や体をもつこととの戦い。つまりは、マイノリティとしての人生です。なので、記事のタイトルは「マイノリティの星」です。大地を思い遣り泣いている子が、危ない子と見なされて孤立することがない社会を目指して、日々を素晴らく生きていきます。

 

※情報は2015.12.29時点のものです

カミーユ綾香

北九州市出身。在日韓国人と中国残留孤児の多く住む多国籍な街で育つ。 警固インターナショナルの代表として、十数言語による語学スクールとインバウンド支援の多言語ウェブサイト制作会社を運営する一方、難病の重症筋無力症とパンセクシュアルというセクシュアリティの当事者として、様々なマイノリティの生きやすい社会を目指して精力的に活動中。http://www.kego-international.com/

カミーユ綾香

北九州市出身。在日韓国人と中国残留孤児の多く住む多国籍な街で育つ。 警固インターナショナルの代表として、十数言語による語学スクールとインバウンド支援の多言語ウェブサイト制作会社を運営する一方、難病の重症筋無力症とパンセクシュアルというセクシュアリティの当事者として、様々なマイノリティの生きやすい社会を目指して精力的に活動中。http://www.kego-international.com/

この記事もおすすめ