【Yasuyo Susukida】野生の牛と最新機器 インドでの衝撃 常識って何だろう?

昨年11月から2ヶ月間、子どもと2人でインドへ行ってきました。実は、前回までの記事はインドから送りました。いまやインドにいながらにして日本の仕事ができる。すごい時代ですね。

では、世界は狭くなったのか?いいえ、私はむしろ広くなったのではないかと思います。

LCC(格安航空会社)の参入により飛行機の運賃が下落し、インターネットで世界中の情報が瞬時に手に入る。そんな時代に生きる私たちを取り巻くのは「拡大し続ける価値観」です。

一昔前までは、自分の周囲で起きていることだけが重大なことでした。さまざまな事柄が予想の範囲内にあったのです。しかし、いまや遠く離れた国の動向が、時には生活に大きな影響を及ぼします。街を歩けば、他国の人々を見かける機会も増えました。すぐ隣に全く違う価値観を持って人々がいる、それが普通になりました。そんな時代を生きる私たちに必要なのは、「変」を楽しむ気持ちではないでしょうか。

インドでは、たくさんの「変」に出会い衝撃を受けました。街には野生の牛が歩き、道端には人間が行き倒れている。しかしその一方で、人々は英語を使いこなし、最新式の通信機器に興じている。いくつもの宗教、無数の現地語、さまざまな国籍の人々が共存するインドの日常。多様なんて言葉では追いつかないほどに、拡大した価値観。

常識ってなんだろう?そう思わずにはいられませんでした。自分とは違う価値観を持つ「変」な人が普通に存在する世界。もしかしたら「変」はもはや死語かもしれません。

from西日本新聞「わたし活性化計画」面

※情報は2014.1.25時点のものです

薄田 泰代

異色コラボの魔術師。灰×枯れ木=花の「花咲かじいさん」を尊敬し、今ある資源を生かすまちづくり助っ人。80歳も夢を持てる社会を目指す「がめ煮女子会」、違いを認め合える社会を目指す「最変端ノ会」など、多数主宰。

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