中国大陸で愛され、北京を疾走する九州男児

昔から悪ふざけが好きです。

大雨の日にわざと傘を忘れたり、竹馬で登下校したり、モスバーガーでハッピーセットを頼んだり。小学生男子のするような、馬鹿でロックなことが大好きです。

今では随分と大人になりましたが、相変わらず、悪ふざけが止められません。多分、志向が男性的だからと思います。つい最近でも激辛カレーに挑戦しておなかを壊したり、熱湯風呂でダチョウ倶楽部の真似をして火傷したり、中国黒竜江省から川を泳いで北朝鮮入国は可能か真剣に検討してみたり。そういう幼稚なことや悪ふざけを考えるのが堪らなく好きなのです。

 

とても面白い男がいます。

彼の名前は、公介。福岡出身で、現在は北京の清華大学に留学中の学生です。ただの学生ではありません。中国大陸の動画サイトで凄まじいアクセス数を叩き出している、大スターです。動画の内容は、すごくシンプル。大体が食べ物を貰い、喜び、食べて、反応するというようなもの。でもこれが異常に面白い。公介のもぐもぐ食べる姿を、百万人の中国人が視聴し、楽しんでいる。何故でしょうか。

中国人に公介の動画を見せると、必ず爆笑します。なにが面白いのかと訊くと、よく分からないが、面白いと答えます。昨夜、公介とごはんを食べながら、私なりに彼の成功のポイントを考えてみました。

公介の在籍する精華大学は、世界屈指の名門大学です。彼はそこで日本人留学生として学んでいます。日本人というと、あるひとつのイメージを持たれます。ずばり、内向的です。しかし公介は、真逆です。ロックで過激な少年です。もしかして、ここでしょうか。既定の日本人像から外れていること。その意外性が彼の魅力なのではないでしょうか。しかしそう考えると、また別の側面も生まれます。意外性のある日本人で好評ということは、意外性のない日本人コミュニティの中ではマイノリティのはずです。しかも大成功しているマイノリティです。意地悪されていないかちょっと心配になりました。本人に聞いてみました。気にしていませんでした。さすが。大陸で鍛え上げられているだけあって、強い。

公介自身がどこまで考えているのかは分かりません。少なくとも、大企業が中国大陸の動画プロモーションで苦戦している中、彼の強烈な個人プレーが大成功していることは事実です。福岡が生んだ、中国大陸で愛される公介北京を疾走する九州男児。世の中には、私たちの知らないマイノリティの星がまだまだ居るものです。

公介動画:http://www.bilibili.com/video/av2443857

公介Weibo:@kosuke公介

 

※情報は2016.1.22時点のものです

カミーユ綾香

北九州市出身。在日韓国人と中国残留孤児の多く住む多国籍な街で育つ。 警固インターナショナルの代表として、十数言語による語学スクールとインバウンド支援の多言語ウェブサイト制作会社を運営する一方、難病の重症筋無力症とパンセクシュアルというセクシュアリティの当事者として、様々なマイノリティの生きやすい社会を目指して精力的に活動中。http://www.kego-international.com/

カミーユ綾香

北九州市出身。在日韓国人と中国残留孤児の多く住む多国籍な街で育つ。 警固インターナショナルの代表として、十数言語による語学スクールとインバウンド支援の多言語ウェブサイト制作会社を運営する一方、難病の重症筋無力症とパンセクシュアルというセクシュアリティの当事者として、様々なマイノリティの生きやすい社会を目指して精力的に活動中。http://www.kego-international.com/

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