スター真崎航,写真家レスリー・キー,福岡のジュンク堂

2013年5月に投稿した、私のfacebookの記事です。

真崎航の訃報について書いています。真崎航、知っていますか?実は彼、海外でとても有名なジャパニーズ・スターです。

真崎航は、ゲイのポルノ男優です。私は以前から彼の大ファンでした。作品は過激なのですが、インタビュー等ではすごくおっとりしていて、物腰の柔らかい優しい男性です。私、彼のことが大好きで、どうにかならないかと思いましたが、彼はゲイなのでどうにもならない片思いでした。モデルやゴーゴーボーイの活動もしていて、中国・台湾・タイをはじめとするアジアでは超有名人です。浜崎あゆみのMVに中国人の恋人、天天と共に出演し、話題になりました。

真崎航。お気に入りの写真。

真崎航。お気に入りの写真。

2013年、航君は盲腸になりました。職業柄、身体に傷が残るのを嫌がった航君は手術を拒みました。他の治療法を模索しているうちに、様態が急変しまい、そのまま亡くなってしまいました。享年29歳でした。

当時、私も重症筋無力症を発症したばかりで、療養生活を送っていました。飛び込んできた航君の訃報に、病床で非常にショックを受けました。哀悼の意を込めて、航君が亡くなったという記事を上記のようにFacebookに挙げました。が、殆ど誰からも反応がありませんでした。コメントをくれたのは二人だけで、フィリピン人と中国人でした。

マイノリティではありますが、世界に評価を得ている航君。そんな彼の死を悼んでくれる人は周りにおりませんでした。航君と天天のインタビュー動画を見つつ、こんなに素晴らしいマイノリティの星が日本人にはあまり知られておらず、且つ、彼がライフワークとして取り組んでいたLGBTの啓蒙活動に自分は何も携われていない自分をふがいなく思いました。

それから2年半経った去年の秋。

かつて訃報とともにfacebookに載せた航君の写真、これを撮影したのが、世界的に著名な写真家のレスリー・キーです。

レスリー・キー

レスリー・キー

レスリー・キー自身、ゲイを公言しています。現在彼はアウトインジャパンという当事者を撮影していくプロジェクトを行っているのですが、なんと私もLGBTコミュニティの一人として、このプロジェクトに参加させて頂くことになりました。

沢山ある航君の写真の中で、特に気に入っている二枚の写真。それを撮った写真家に私自身も撮影して頂き、しかもその写真は、LGBTの啓蒙活動に使われる。2年半の間、私はとても変わりました。そして変わったのは私だけはありません。世界も大きく変わりました。

レスリー・キーに、撮ってもらった私。

レスリー・キーに、撮ってもらった私。

先日、旧友であるジュンク堂の福田さんから連絡を頂きました、曰く、「ジュンク堂でLGBTフェア行いたい」とのこと。2年半前、LGBTという言葉すら浸透していませんでした。ましてやジュンク堂のような大きな書店で、フェアが行われなんて。お話を頂いて、フェアのことを話したら助けてくれる人は周りに沢山いました。そしてフェアは今、開催されています。ジュンク堂の3階、エスカレーター側の壁面。それを見たとき、世界は本当に素晴らしいものとなっていると確信したのでした。

 

・ジュンク堂福岡店のLGBTフェア

『いろいろな性、複雑な私~性の多様性を知ろう~』2/1~2/29まで開催。

http://www.junkudo.co.jp/mj/store/store_detail.php?store_id=21

 

・写真家レスリー・キーのプロジェクト「Out In Japan」

http://outinjapan.com/

 

・真崎航と天天のインタビュー動画

 

※情報は2016.2.8時点のものです

カミーユ綾香

北九州市出身。在日韓国人と中国残留孤児の多く住む多国籍な街で育つ。 警固インターナショナルの代表として、十数言語による語学スクールとインバウンド支援の多言語ウェブサイト制作会社を運営する一方、難病の重症筋無力症とパンセクシュアルというセクシュアリティの当事者として、様々なマイノリティの生きやすい社会を目指して精力的に活動中。http://www.kego-international.com/

カミーユ綾香

北九州市出身。在日韓国人と中国残留孤児の多く住む多国籍な街で育つ。 警固インターナショナルの代表として、十数言語による語学スクールとインバウンド支援の多言語ウェブサイト制作会社を運営する一方、難病の重症筋無力症とパンセクシュアルというセクシュアリティの当事者として、様々なマイノリティの生きやすい社会を目指して精力的に活動中。http://www.kego-international.com/

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