意外と知らない?! チーズの話。2/28 レッスン開催

2月、福岡市内のとある小学校にて、チーズ講座をさせていただきました。

久しぶりの学校の雰囲気。ポカポカ天気で眠くなりますね。

お出ししたチーズはこの3種。

左がイタリアの羊チーズ「ブリナータ」

右側上がフランスの山羊チーズ「ブッシュ ド ルッセ」

下がフランス 無殺菌乳の牛乳製「カマンベールドノルマンディー “レオ”」です

チーズの起源や固まるカラクリ、乳種による風味の違いを説明したあと、ブラインドティスティングしていただきました。

チーズの特徴

乳酸発酵をすすめて、豊かな風味と爽やかな草の香りを感じる山羊乳チーズ

高い脂肪分で、リッチな口当たりと濃厚な風味のある羊乳チーズ

無殺菌乳のカマンベールは乾燥させた藁のような風味

牛乳チーズは色合いが黄色みがかるのが特徴です。

そして、

ナチュラルチーズ

プロセスチーズ

ロングライフチーズ

の違いや見分け方を説明しました。

菌バランスが大事

現在注目されている腸内フローラや、菌活。

人の腸内には多種多様な腸内菌が生息していて、それらは悪玉菌善玉菌、その中間的な菌に分けられます。

悪玉菌は甘いものなどを栄養にして腸内を腐敗させ、人体に有害な物質を生み出し、様々な生活習慣病の原因になる。肌荒れもこれが一因だと言われます。

善玉菌は野菜や蛋白質を栄養に、酢酸や乳酸、ビタミンB群を作り出して、悪玉菌の活動を抑制、腸内を弱酸性に保ちます。

腸内の良好な菌バランスは、健康維持はもちろん、美容にも不可欠です。

腸内フローラをよいバランスに保つためにおすすめの食べ物が「発酵食品」でチーズも発酵食品のひとつです。

チーズでは、有用菌がすでに乳糖やビタミン類を分解して体に吸収しやすいように変化させています。

野菜やお肉などからの栄養素も、いくら沢山食べても体が栄養を吸収できなければ意味がなく…発酵食品で摂取したり、発酵食品と一緒にいただくことでより効率的に体へ栄養素を取り込むことができます。

ですが、それはナチュラルチーズのこと。

日本のスーパーで売ってある多くのチーズはプロセスチーズといってナチュラルチーズを加熱溶解して、固めたもので熟成菌やビタミンは加熱によって壊されていますし、添加物や塩分が多く酵素や菌の作用もないので、発酵食品の栄養価値は期待できません。

また、ロングライフチーズは、一見ナチュラルチーズに見えますが、食べごろのチーズを缶に密封して加熱殺菌しているため、それ以上熟成が進まず、長期保存が可能です。

クセがなくまろやかな味わいで熟成しないため、取り扱いが簡単なので、ナチュラルチーズの入門編としておすすめですけども、やはりビタミンや酵素を取り込むことはできません。

栄養食品として食べること、嗜好品として味を楽しむこと。食にはいろんな楽しみ方があるので、私としては絶対ナチュラルチーズを食べましょうと言うわけではありません。

いつ誰といただくのか?

お料理に使うのか

ワインと一緒に楽しむのか

違いを知ることで購入するときに基準になると良いと思います。

皆でチーズをいただいた残りを少しもらって帰り、野菜の重ね焼きに添えてやきました。

プロセスチーズよりもこくが出ますし、風味豊かでおいしいですよ。

2月28日にはこういった初心者向けの内容でセミナーもいたします。

こちらは5種テイスティングしていただく予定。

若干お席に余裕ございます。

ぜひ、ご参加申し込みくださいませ。

 

※情報は2016.2.19時点のものです

伊藤 治美さん

福岡市のレストランでソムリエとして勤務。2014年度公式ベネンシアドール(スペイン、ヘレス地方の特産品であるシェリー酒の専門職)認定試験に合格。福岡県内で2人目のベネンシアドーラ。シニアソムリエ、チーズプロフェッショナルの資格も持つ。プライベートでは2児の母。

伊藤さんのインタビュー記事⇒https://fanfunfukuoka.com/people/19834/

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