上海から北京へ!「三国志」片手に1847年分のタイムスリップ

キングダムという漫画があります。

始皇帝誕生の話ですが、最近この漫画にドはまりしていて、暇を見つけてはネットカフェで読み耽っております。ジュンク堂の4階漫画コーナーに行くたびに、大人買いしろよと悪魔が囁きます。ジュンク堂の4階は、克己心を鍛えるのに最適な場所です。

 

さて、今回の旅路でも、三国志を数巻持ち込んで旅の友としています。キングダム以来、中国史に夢中です。上海で数日過ごした後、北京に移動するのですが、その際に空路ではなく高鉄と呼ばれる特急列車を用います。読書をしながらの列車の旅、至福のひと時です。

三国志と中国版コナン

高鉄に乗り込むと、まずミニテーブルを開き、読みかけの本を置きます。三国志と、中国版コナン(楠南)です。まわりは人民ばかりなので、出来るだけ中国に媚びています。私がコナンを読んでいると、後方からコナンの声が。振り返ると、中国人青年がPCでコナンを視聴しておりました。イヤフォンから、コナンの声がダダ漏れです。中国版コナンを読む私と、ダダ漏れでコナンを視聴する中国人青年…鉄道内でのささやかな日中交流でした。

海賊版が多いため、正規版には小学館からの証明文が書かれてある

海賊版が多いため、正規版には小学館からの証明文が書かれてある

高鉄の車内には売店があります。食堂車もあります。給湯器もあります。車内販売では、駅弁やお菓子、アイスクリームだけではなく、北京ダック売りや果物売りも回ってきます。昼食は、持ち込みのカップ麺と車内販売の駅弁を食べました。この駅弁、なんと1,200円。高いです。美味しいです。物価は短期間にかなり高くなっていますが、それに伴い水準や質も格段に良くなっています。食の心配は無くなったと感じました。

熱々の駅弁。美味。

熱々の駅弁。美味。

おなかを満たし、三国志を読んでいますと車内アナウンスが、まもなく徐州と伝えました。徐州。徐州!そう、三国志に出てくる、あの徐州です。呂布が赤兎馬と駆けていた、あの徐州です。今の今まで書物の中で読んでいた世界を、実際に鉄道で通っている。

車窓から眺めた徐州

車窓から眺めた徐州

呂布が生きた、169年。私の生きる、2016年。

上海から北京へと移動する数百キロの途中で、1847年分のタイムスリップでした。そして首都、北京へと入ります。

三国志に載っている地図

三国志に載っている地図

 

※情報は2016.2.24時点のものです

カミーユ綾香

北九州市出身。在日韓国人と中国残留孤児の多く住む多国籍な街で育つ。 警固インターナショナルの代表として、十数言語による語学スクールとインバウンド支援の多言語ウェブサイト制作会社を運営する一方、難病の重症筋無力症とパンセクシュアルというセクシュアリティの当事者として、様々なマイノリティの生きやすい社会を目指して精力的に活動中。http://www.kego-international.com/

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