1万羽まであと少し!折り鶴に強力な助っ人登場!

祖母への依頼を子ども達は当然知りません。

自分たちで成功させるんだ!

そんな思いをエネルギーに換え、どんどん鶴を折っていきます。

6月中旬頃、ある男の子がノートをもって私のところへやってきます。

その子は、こう言いました。

「先生、僕の計算では、このままだと鶴は間に合いません。見てください!」

ノートには、たくさん式が書いてあり計算がしてありました。

「先生、一日400羽は折らないと間に合わないのです。」

「たかと(仮名)、それ土日も入っとるんやないか?土日ぬいて計算しとるか?」

「はい、もちろんぬいています。」

あなどれない子です(笑

私の一歩上を行っています。

その子は今、東京大学に通っています。

「先生、話合いをさせてください。」

「わかった、好きにせぇ!」

子ども達は話合いました。

そして、月曜の中休みだけでなく、水曜の昼休みにも全員で折り鶴を折ることを決めたのです。

休み時間!遊べよ!(笑

いやそうじゃないんです。

自主性がどんどん育っていく、子ども達の様子が、成長を表していました。

共通の目標をもったとき、子ども達はしっかり走り出します。

自分たちで決めたことです。私は見守ることにしました。

6月の終わりになりました。

学校に段ボールが3箱届きます!!

中には何が入っているでしょう?

そうです、想像通り折り鶴です。祖母が友達と折ってくれた鶴3000羽です!

段ボール3箱分の鶴です。

朝の会、子ども達の前に3箱の段ボールを持っていきました。

子ども達は、???です。

「みんな何が入ってると思う?」

そう問いかける私に、子ども達は興味津々で、

「何が入ってるんですか-?」

と。

「ジャーン!!!」

「うわー!!!!!!!!!!!!!!!」

「すっげぇーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!」

と大喜びの子ども達っ!!!!

そして、

一人の子どもが大きな声で言いました。

「かなちゃんだ!かなちゃんが送ってきてくれたんだ!!!」

マジかっ!(笑

吹き出しそうになりながら、私は頭の中をフル回転し、

(うん、ここは、かなちゃんが家族と一緒に折ったことにしよう…婆ちゃん、ごめん!そういうことでよろしく!)

と(笑

「そうだ!かなちゃんが引っ越した先でも、家族と一緒に折ったんだ!」

そう言っていました(笑

「やったー!!!!!!!!!!!がんばろぜー!!!!!!!!!!」

大盛り上がりです(笑

うん、これでいい。

これでいい。

祖母もきっとそう思ってくれています。

4年2組の子ども達は、今、もう22歳です。

子ども達が成人した頃、この裏話を暴露しました。

成人した子ども達は笑っていました(笑

7月に入ります。

1万羽までもうすぐです。

しかし、そんな子ども達に次の試練が訪れるのです。

続きはまた次回書きます。

いつも長いコラムを読んでいただき、感謝しております。

 

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※情報は2016.2.28時点のものです

ヒデト☆ティーチャー

中学1年のころ、イジメ自殺問題をニュースで見て学校を変えたい!」と教師を志す。大学時、学校と社会をつなぐ教師になる!と決める。子ども達と一緒にみんなで同じ目標をもって、学習、活動をするのが大好き。現役の小学校教諭。高校、大学時代はラグビーに熱中。『ラグビーに受けた恩は、ラグビーに返す。』2019年ラグビーワールドカップ日本開催に向けて尽力している。

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