気になる旅先のトイレ事情~モザンビークのトイレの仕組み~

日本国内海外、どこに行こうとも旅先のトイレがキレイか!?は気になるところ。

私が住んでいるモザンビーク北部のペンバでは、トイレがある家ではピットトイレ(ぼっとん便所)。便器も下水タンクもすべてセメントで作ります。

私が家のトイレは、これ。屋外トイレで、下水タンクが便器とは別の場所に掘ってあるBタイプです。

黄色いバケツの水で、おしりを洗います。水浴びも同じ場所でします。子供が多くてバケツの水が汚水になっていることもあるので、私はトイレに行くごとに、きれいな水をもって入っています。

こちらは、友人の家の屋外トイレ。我が家のおんぼろトイレと比べてクオリティが高い!腕の良いセメント職人がなす技。トイレと水浴び場が分かれていて衛生的です。

当会が開設している寺子屋の屋外トイレは…。

モザンビークでは経済成長に伴う都市化が急速に進み、道路や住宅などが急ピッチで建設されていますが、排水・下水施設を適切に整備せずに進めており、我が町ペンバ市には未だ下水施設がありません。ホテルやレストランの汚水や下水はどこへ?たぶん、海に垂れ流しです。ペンバはエメラルドグリーンの美しい海が売りですが、年々海洋汚染が広がっています。

“自分たちの町をキレイにする”という意識が根付いていないため、どこにでもゴミを捨てるし、雨期で川に水があふれ出すと、今だ!といわんばかりに、貯まっていた家庭ゴミを川に捨てに行く人も。「川にゴミを捨てたら、海が汚くなるからダメだよ」と注意しても、「家がキレイになるから問題ない」と、残念な答えが返ってきます。

そんなペンバですが、2月からお店でレジ袋を使わないようにする法令が施行され、みるみるうちに路地のプラスチックゴミが少なくなっています。モザンビークのいのちをつなぐ会が行っている美化活動も継続し、自分たちの町を自分たちの手で少しずつでもキレイにする美化意識を根付かせていきたいと思っています。

さて、お次は農村地区のトイレ事情。

農村地区ではトイレが無く、いわゆる野糞状態の村が多数存在します。農村地区はコレラや下痢等細菌感染による疾病が多いため、当会でも、これまで30基以上のトイレを設置し、公衆衛生教育も同時に行っています。

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