東日本大震災から5年。心より調和をお祈り申し上げます。

東日本大震災から今年で5年目となります。

被災された方のお気持ちや命を落とされた方の苦しみや無念、ご家族の方々のお気持ちはきっとどんなに想像しても想像を超える悲しみであったことだと思います。

 

ちっぽけな私は出来るだけの募金と祈ることしか行動に起こせず、ただただ無力さを実感するばかりでした。自分にできることは何だろう。一過性のことでなく今 自分が生きている命を役立てられることは何だろう、と自問した時間でもありました。きっと多くの方が生きるということ、生活するということ、本当に大事にしたいものなど改めて考えさせられた時であっただろうと思います。

 

古来より結び目に祈りや願いを託してきた水引に携わっている私は、やはり仕事を通して自分に出来ることから表現し、それに共感していただけるような働きをしなければと思いました。

 

この5年の間にも、国内外に於いて本当に安全で平和な未来へ向かっているのか疑わしいこともたくさん起こり争いは絶えません。それぞれ信じるものは違うかもしれませんが、本質としては争いではないはずです。

 

取材を受けると必ず「あなたにとって水引とは?」と訊ねられます。なかなか大きなテーマで一言で申し上げるのは難しいのですが「コミュニケーションツールでもある」とお答えします。

たった僅かな時間でも相手のことを想い、願い、心を込めて結ぶことは相手とも自分とも向き合う優しく穏やかなものです。

 

まずは自分のまわりから想いを込めてみましょう。

そっとココロを結んでみましょう。

 

そこからきっと調和が生まれ、優しい未来に繋がっていくと信じています。

 

最後になりましたが、5年前何も出来ない私はただただ祈る想いで、小さな水引日本列島を編みました。

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その2年後、水引日本列島が大きな祈りとしてお手伝いさせて頂けることとなりました。

第42回全日本仏教徒会議 和歌山高野山大会ポスター/高野山真言宗 総本山金剛峯寺

第42回全日本仏教徒会議 和歌山高野山大会ポスター/高野山真言宗 総本山金剛峯寺

ちっぽけな自分でも、信じて行動していけばその想いは繋がっていくのだと思えた出来事です。

これからも優しい未来を信じて。

調和が訪れることをお祈り申し上げます。

 

※情報は2016.3.10時点のものです

長浦ちえ

水引デザイナー。水引と紙、伝統と現代、ヒトとヒト…そんなモノやコトを結びつける視点でモノ作りに携わる。水引を中心としたプロダクトや広告など、企画・開発・デザインなど幅広く手がける。  著書に『手軽につくれる水引アレンジBOOK』(エクスナレッジ刊)

http://www.tiers.jp/

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