花見で一杯申し上げます。vol.3 【水引花見】

桜の花が咲き始めましたね。

今週末にかけて、皆さまもおでんの仕込みやオードブルの予約など愉しまれることでしょう!

TIERのアトリエ近くに「山王公園」というお花見のメッカがあります。平日は周辺の会社の方が桜の下でランチをされていたり、ママ友のプチお花見が催されていたり。週末ともなると出店が立ち並び俄然お祭りそのもの。Superflyが歌う『Beautiful』のアップテンポなビートが流れる中、ビールやワンカップ片手に陽気な光景を見ると日本の春だなと思います。

そんなわけで、

「花見で一杯申し上げます。」

古より日本人は桜に酔いしれ、今は本当に酔いちくれてしまっていますが、やはり桜の持つ人を引き付ける美しさは特別なモノなのだろうと思うのです。

 

当の本人は、昔・・・残業した会社帰りの真っ暗な夜、自宅前の桜を見上げたら、、ぞわぞわぁぁっと魂を持って行かれそうになった経験から、桜の白々としたあの妖しい美しさがちょっと恐怖でもあります。

坂口安吾の『桜の森の満開の下』を読んでからは、それはある種確信に変わりました(笑)

しかし、その妖しさに惹かれてやっぱり夜に桜を見上げてしまうのです。

現代は闇の無い世界。

昔々、この桜を月夜の明るさだけで見ていたのかと思うと、その光景と込み上げてくる感情を歌に詠まずにはいられないくらい美しかったのだろうと想像してしまいます。きっと現代人がインスタやフェイスブックに桜写真をアップしているのもきっと似た感覚。

さぁさ、盃片手に、

花見で一杯。

月見で一杯。

それ、鉄砲。

 

 

※情報は2016.3.31時点のものです

長浦ちえ

水引デザイナー。水引と紙、伝統と現代、ヒトとヒト…そんなモノやコトを結びつける視点でモノ作りに携わる。水引を中心としたプロダクトや広告など、企画・開発・デザインなど幅広く手がける。  著書に『手軽につくれる水引アレンジBOOK』(エクスナレッジ刊)

http://www.tiers.jp/

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