映画『リリーのすべて』 世界で初めて性別適合手術を受けた実話

ⓒ2015 Universal Studios. All Rights Reserved.

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監督は『英国王のスピーチ』『レ・ミゼラブル』の巨匠トム・フーパー。主演は『博士と彼女のセオリー』でアカデミー賞主演男優賞を受賞したエディ・レッドメイン。スウェーデン出身の女優・アリシア・ヴィキャンデルは、この作品で第88回アカデミー賞の助演女優賞に輝いた。

今から80年以上前に世界で初めて性別適合手術を受けたデンマーク人、リリー・エルベの実話に基づく愛の物語。風景画家のアイナー・ヴェイナーは心の中に潜んでいた“女性”リリーこそが自らの本質だと気づいていく。しかし、その覚醒は肖像画家である妻ゲルダにとって、すなわち夫を失うことであった。

本当の自分に“ならなければならない”苦しみと、周囲の期待に反しても“なる”勇気。これは決して特別な人にだけ課せられたテーマではない。あなたは本当にあなたなのか―すべての観客はリリーからそう問われることになるだろう。映像詩とも言うべきリリカルでポエトリーな画づくりにも注目してほしい。

●執筆

元木哲三/ライター&ラジオナビゲーター

公式サイト⇒http://lili-movie.jp/

 

※情報は2016.4.7時点のものです

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