セルフチェックと乳がん検診で早期発見!

乳がんってどんな病気?

 乳房は脂肪組織と乳腺からなり、乳がんはこの乳腺に発生するがんです。乳腺は母乳を作る小葉と母乳を乳頭まで運ぶ乳管から成り立っていて、乳がんの90%以上は乳管に発生します。

 

 乳がんにかかる人はどれだけいるの?

 2014年、1万3,240人が乳がんで亡くなりました。1960年の乳がん死亡数は2,000人弱でしたから、この50年で6倍以上に増加したことになります。女性が一生のうちに乳がんと診断される確率は12人に1人で、今や乳がんは女性が最もかかるがんとして認知されています。乳がんが増加してきている原因として考えられるのは、

●初潮の低年齢化
●高齢出産
●子どもを産まない女性の増加
●閉経が遅い        など
 

 乳がんの発生にはエストロゲンという女性ホルモンが関係しているため、エストロゲンが低下する妊娠や授乳の経験がない女性は、乳がんの発生リスクが高まることも分かっています。また、食生活の欧米化も原因のひとつ。高カロリー・高脂肪の食生活を見直せば、乳がん予防につながります。

検診受診率・発見率はどうなっている?

 厚生労働省の調査によると、平成25年に乳がん検診を受けた人数は203万258人。そのうち8.7%が要精密検査となり、さらにその3.67%の方から乳がんが発見されました。乳房は体の表面にあることもあり、主要ながん検診の中では高い発見率となっています。けれども、検診の受診率自体は低め。40~69歳の受診率は34.2%と、子宮頸がんの次に低くなっています。乳がんのさらに詳しい説明や当院で行っている治療については、こちらをご覧ください。

 乳がんは早期発見でほとんど治る!

 乳がんは、ほかのがんと比べると比較的若い年齢でかかることも特徴のひとつ。30代から増え始め、40~50代にピークを迎えます。進行がんとなると、わきのリンパ節や血液に乗って全身に転移することがあります。ただ、乳がんのしこりが2cm以下の状態で発見できれば、ほとんどの場合良好な経過をたどります。乳がんの早期発見には、20代から毎月のセルフチェック(自己触診)で自分の乳房の状態を確認すること、そして40歳を過ぎたら2年に1回は乳がん検診を受けることが大切。自己触診で違和感があれば、検診を待たずに病院を受診しましょう。乳がんの進行・転移予防につながります。当院の乳がんドックでは、自己触診の指導も行っています。詳しくは予防医学センターHPをご覧ください。

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※情報は2016.4.19時点のものです

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