アマチュア落語家の粗忽家勘心の「初めての落語」

はじめまして、アマチュア落語家の粗忽家勘心(そこつやかんしん)です。
落語のこと、古典芸能のことをポツリポツリと語ってみたいと思います。

と書くとすぐに、
「えー、古くさっ!」「つまんなそう」「難しそう」という声が聞こえてきそうですね。
それほど落語は(古典芸能全体が)現代の若い世代からは見向きもされない遠い存在になってしまいました。
まぁ仕方ないですね。
だって、着物を着て、座布団に正座してる時点でそれはもう絶対的に「古くさい」のは否めないのですから。
「落語ってお年寄りが好むものでしょ」若い人たちはそういう認識。

僕はアマチュア落語家として、あちこちで落語をしてます。

公民館や学校、居酒屋さん等々。
ところが、公民館でお年寄りのお客様に「今まで落語を生で聴いたことがある人はいらっしゃいますか?」と聞いてみると、これがびっくり!! 殆んどいないんです。
せいぜい、「テレビでやってるのをチラッと見たことがある」という程度。それも、ひとつの噺(はなし)を最初から最後までじっくり聴いたという人はとても少ないです。ほんとに「あぁ、テレビでやってたなぁ」くらいの印象でしかない。

おや?……ということは「落語ってお年寄りが好むもの」でもないんですね。お年寄りもたいして落語を聴いたことがない。
「なぁーんだ、だったらアタシ達が落語聴いたっていいじゃん!!」という若い人たちが、最近東京では急増してますよ。
そういう若者が自分と同世代の若い噺家(はなしか)を贔屓にしていろんな落語会へ聴きに行く。
東京では今、そんな「落語ムーブメント」が起きていますね。
「渋谷らくご(シブラク)」「成金」等という落語会を耳にされたりネットニュースで見た人も多いでしょう。東京では毎日30ヶ所で落語会が開催されているという大ブームになっています。

 

でもね、そりゃあ東京はいいですよ、そんなにあちこちで落語会やってるなら映画見に行く感覚で気楽に行けます。木戸銭(料金)も安いしね。だけど、福岡じゃあそうはいかない。月に1、2回どこかでホール落語会をやってる程度、そしてだいたい3000円~5000円。
そんなに払っても結局難しくて、わからなかった、つまらなかったらどうしてくれる?という訳で、なかなか落語会へは足を運ばないのですね。よくわかります、そのお気持ち。

それでもなんとなく落語には興味がある、だって東京で流行ってるし、聴いてみたい気もする、そんな人たちがよく言うのが、「初心者は何から聴いたら良いですか?」という質問です。
昔はね、ラジオやテレビでしょっちゅう落語をやってたから、なんとなく落語を耳にした。それをきっかけにハマっていく人が多かったんですね。
ところが今は落語の番組はとても少ない、ラジオもテレビも。
だから自分から積極的に聴くしかない、
で、「初心者は何から聴いたら良いですか?」
それに対する落語通の返事。「自分が面白いと思うものを聴いたら良いよ」……それがわからんから聞いてるのに、プンプン!
これでもうその人は落語から遠ざかってしまいます。残念無念。
これはでもね、その落語通が悪いんじゃないんです。ごめんなさいね。
悪気があって言ったんじゃないのん。意地悪したんじゃないのん。
言葉足らずなだけなのん。許して下さいm(__)m

だって、どんな名人の落語でも自分の好みじゃなけれぱつまらないのですから。
そして「好み」とは本人にしかわからないものですからね。
「じゃあどうやって落語を聴いたら良いの?」
その質問に僕が答えるならば……

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