切ない韓国映画、春の日は過ぎゆく(2001年)

こんにちは!

この度は熊本地震、大分地震では、多くの方々が犠牲となり被災されました。心よりお悔やみとお見舞い申し上げます。まだ余震が続いている中、ご無事でありますよう祈っています。

隣の二県でこんな大地震が起こるとは。日本中安心して住める場所はもうどこにもないのでは、と不安が募るばかりです。日本に対する地球の警告のような気がしてならないと感じるのは私だけではないと思うのですが、、、、。

 

国のあり方に複雑な思いが交錯するこの頃ですが、それはさておき、今月は韓国映画をご紹介します。ホ・ジノ監督の2作目の作品です。前作の「八月のクリスマス」も素晴らしい作品でした。この作品も前作同様、切ない恋愛映画です。特に、女性の複雑な心の変化や恋愛に対する不安感がよく描かれています。

 

【ストーリー】

録音技師のサンウ(ユ・ジテ)は父と認知症の祖母と暮らしている心優しい青年。ある日ラジオのプロデューサー兼DJをしている年上の女性ウンス(イ・ヨンエ)にラジオで使う自然の音を採る仕事を依頼され、数日間を二人で過ごすことになった。純粋で愛は永遠だと信じる若いサンウと離婚経験のある年上のウンスだが多くの時間を共有するうちに恋に落ちる。サンウが結婚を意識し始め、父親に会ってほしいと言われたことで、恋の痛みやはかなさを知るウンスの心が微妙に揺れ始める。一方、彼女の心の変化を理解できないサンウは苦しみ悶えるのだが、二人の恋は破局へと向かうのだった。

 

ウンス役のイ・ヨンエ(映画「JSA」やテレビドラマ「チャングムの誓い」)も素敵ですが、恋に一喜一憂し、失恋の悲しみにくれるサンウ役のユ・ジテが自然な演技で私は好きでした。

夢中になるサンウをもてあそぶ年上のウンスの言動や恋愛に浸りきれない複雑な心境は、恋愛経験豊富な皆さんなら共感できるのでは? 最後にサンウを背に立ち去るウンスの後ろ姿は、どんな表情か興味のあるところです。(サンウの後ろ姿のバージョンと二つ撮ったそうですが。)

 

ホ・ジノという監督は、現場で俳優たちの感情や心の動きによってセリフを作り上げていく作法なので言葉が自然なのが特長です。ぺ・ヨンジュンの「四月の雪」も然り。この映画は巷の評価は今ひとつでしたが、私の好きな作品です。フランスではヒットしたんですよ。

 

では次回をお楽しみに!

※情報は2016.5.9時点のものです

銀幕ヨーコ

趣味は映画、美術、音楽鑑賞、旅行、読書、さらには空手。

映画は邦画、洋画、ジャンルを問わずなんでんかんでん観ていた時代を経て(オカルト系は苦手)、やっぱりヨーロッパ映画が一番好き。でも韓国映画もいい、中国、台湾、いやインド、イラン映画も捨てがたいな。そうやって私の好きな作品を選別していくと、実は世界の名監督たちが日本の小津安二郎監督作品に強く影響されているという共通点があったんです。これから小津作品に影響力受けた各国の名画を中心においおいご紹介したいと思います。

よろしく!

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