「ライヴへ行くということ」 アマチュア落語家の粗忽家勘心の「初めての落語」vol.4

こんにちは、アマチュア落語家の粗忽家勘心(そこつやかんしん)です。
先々週の土日(4月30日、5月1日)に 「第一回ひなたの会」を開催したことは、前回ここで報告させていただきました。
たいへん良い会になったと自負しております。

その中で、初日の高宮会場にお越しのあるご夫婦のお客様。
熊本市からお越しでした。
受け付けで「地震大変でしたね」と声をおかけすると、
「はい、大変でした。1週間避難所にいました。なんとか自宅には戻りましたが、なんだか笑ったりしたくなってネットでこの会を見つけて来ました」とのこと。
そんな大変な時に、我がひなたの会を選んでいただいてありがとうございます。
震災後の窮屈だった気持ちを開放したくてご来場いただいたのでしょう。

ただ笑うだけならテレビのバラエティー番組を見てても笑えるけど、
ライヴでしか味わえない空気感を求めて落語を聴きに来られた。

そう、これが「ライヴへ行く」ということなんですね。
これは別に落語に限った話ではありません。
・好きなバンドのCDを何回も聞いてても、一度ライヴへ行くとCDとはまた違った感動がある。
・テレビでお笑い番組を見て笑ってても、実際にお笑いライヴへ行くとより一層面白い。

もっとわかりやすく言うと、
・ホークスの試合をテレビで応援するより、ヤフードームへ足を運んだ方が楽しい。(ファインプレーのスローモーションや、選手の表情はテレビの方がよく見れるのに)
ヤフードームでは工藤監督の表情なんてなかなか見られませんよ。
でもテレビだとはっきりアップで見られます。
なのになぜみんなヤフードームへ行くのか?
なのに~なーぜ~歯をく~いしば~りー♪……歯はくいしばらないけど。
くいしばるどころか、楽しくてたまらないからみんなヤフードームへ行くんですね。

お相撲。これはわかりやすい。
実際に九州場所へ足を運ぶと、
お相撲さんの鬢付け油の匂い、立合いでぶつかる激しい音、呼出しさんの打つ柝の音、カラフルな行司の衣装、そこここに見られるいろんな伝統、
そして何より客席、館内の華やいだ雰囲気。

「ライヴへ行く」というのはそういうこと。

なんでもテレビやインターネットで見られる時代になりましたが、そういうライヴの「雰囲気」は家にいては味わえません。
「そんなの時間の無駄やん」「楽しいのはわかるけど疲れるやん」
無駄、おおいに結構じゃないですか!
たまには疲れてもいいじゃないですか!
先に挙げた熊本のご夫婦のように、人間ってのは心のどこかに「無駄を味わいたい」「無駄を味わってスカッとしたい」と思うものなんですよ。

いいですねぇ、そういう「無駄」って。
人には必要なんですね「無駄」なこと。
気持ちが「無駄」を求めてしまう。

時間とお金を使って是非「無駄」を楽しみに来て下さいませ。
散々笑った後に「あーぁ、疲れた」と思っても、心は軽くなってるはずです。

今日は落語の話は殆んど書きませんでした。
それほど、先々週の「ライヴ」が尾をひいてしまっている粗忽家勘心なのでした。

「第二回ひなたの会 入船亭小辰、立川吉笑二人会」


・高宮会場 6月3日(金) アミカス高宮(18時30分開場 19時開演)
・那珂川会場 6月4日(土) ミリカローデン那珂川(13時30分開場 14時開演)
 前売り 1800円 当日2000円
 ローソンLコード 82771
よろしくお願いいたします。

※情報は2016.5.13時点のものです

ずぼら横丁落語あれこれ

 「落語って難しそう」「聴き方がよくわからない」「古い言葉がたくさん出てきそう」…

日本人なら誰でも知っている「落語」という単語。

でも、ひとつの噺を最初から最後までちゃんとじっくり聞いたことがある人は意外と少ないのが、落語。

いえいえ、落語はとっても簡単。肩の力を抜いて気楽に聞けばそれでOK。

のんびり聴いてれば、いつの間にか江戸の世界に浸っているはず。

若いお客様にもそうやって落語に親しんでいただくために、アマチュア落語家 粗忽家勘心がのらりくらりと解説致します。

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